元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

2019/051234567891011121314151617181920212223242526272829302019/07

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今回はセンター古文に要求される単語・語彙力の話です。

◆センター古文をガチで解こうと思ったら、要求される単語レベルは意外と高いです。
まあ350~400語は必要でしょう。これは平均的な単語集の収録語数と同じかやや高いというレベル。
◆本音をいうと、センターを楽に解くには、これでも単語量としては足りません。
しかし、500語・600語の単語集を使うのではなく、350~400語以上は長文を通して覚えることをオススメします(後述)。



◆最近のセンターの傾向として、「地道な学習を受験生に望む」ということがある。近年は漢文もこの傾向が高まってきた。
まあ高校3年間の学力を計るテストだから、コツコツ勉強してください、ということなんだろう。

◆センターでは古文単語を知っていたからといってそれで一発で答が決まるということは多くない。
「古文なんて単語集を1週間で詰め込めばそれでいいやー」というような安直な考えでは対策にならないのです。
(これは声を大にして言いたい)

◆単語力が直接関わってくるのは問1のところですね。
でも単語一語に傍線部が引っ張られることはありません。
文字数として10文字~15文字、複数の単語を含むところの解釈が求められます。単語力だけでなく文法力も必要とされることが多い
◆それから複数の意味を持つ単語(多義語)が出され、文脈に合う正しい意味を選ぶ、という問題も出ます。
◆だから長文を読む中で正しい単語の意味を探る、長文を通して単語を身につける(覚える)、という作業が必要になってくるわけ。



◆で、どうすればよいか。
古文を勉強している受験生なら単語集を何か一冊持っているでしょう。
まずはそれをしっかり覚える。それは最低限必要です。
それに追加して、模試や過去問などに出てきたものをノートなどにまとめよう。
代ゼミの望月先生は教科書に出てきた単語(いわゆる「教科書単語」)をまとめることを推奨していた。これも有効な方法だ。

※なお、最初に350~400語がセンターに必要と書いたけど、
収録語数が300語前後の単語集を使っている人でも買い換える必要はないよ。
そういう人は長文中の単語を多めに覚えればよいだけだ。
また、300語くらいの単語集でも関連語・派生語を入れれば350~400語になる、という本もある。
だから関連語・派生語はおろそかにせず、チェックしていこう。

◆理系で古文はセンターだけ、単語集なんて持ってません、という人は・・・
望月光のセンターはこれだけ!古文

の巻末に、必修古語280語が入っているので、それを使うのもよいよ。
やっぱりこれだけでは足りないので、模試や過去問を解く中で補強していこう。



◆こう書くと、えー古文単語覚えるだけでもそんなに辛いのかーという声が聞こえてきそうだ。
古文にかけられる時間も限られてるしね。

◆いやね、実のところ、単語をギチギチに覚えてなくてもそれなりに点は取れますよ。単語をたくさん覚えればそれだけ楽・有利、というだけです。やっぱりこのブログでは安全策を紹介していきたいのでね・・・

◆記憶力に自信のない人は、長文に慣れて、その中で単語の意味を取る訓練を重視していけばいい。推測力、解釈力を鍛えるのだ。
「単語知らないのが出たらどうしよう・・・」ではなく、「知らなくてもなんとかしよう」のつもりでやっていこう!
スポンサーサイト

タグ : 高校国語.古文_センター対策 センター対策.国語

センター古文の傾向と対策について、何回かに分けて書こうと思います。
今回は「出典」と「過去問」についてです。

◆時代としては、平安~江戸まで、幅広く出題されている
普通の大学入試では、平安時代の作品、いわゆる中古和文がよく出されるわけです。
センターは室町・江戸の作品も好んで出されるあたりが注意。一時期は江戸期のものが集中して出されていた
高校の教科書ではこのあたりの学習がおろそかになりがちだ。高校の授業に加え、自分で問題集を買って対策する必要があります。

◆ジャンルとしては、物語・説話から出される事が多い。これは普通の大学入試と同じです。
ただ、09年追試に歌論が出されており、こういうのは読んだことがないと面食らう。
やはり一応は様々なジャンルの文を読んでおくのがいいだろう。

センターはマイナーな作品から出題する場合が多い
これは大きな特徴。教科書に載っているような有名な作品は意図的に避けられている。特定の出版社の教科書に載っているものだと有利不利が出るからね。
また、いわゆる高校・予備校の「的中」を避けるためでもあります。
だから文学史上は重要でないものもしばしば出されます。(僕が聞いたことのないようなものも出てます笑)
古文の場合、これまで読んだことのある文章だと途端に解きやすく有利になる。純粋に読解力を計るにはマイナーな作品から出すのがよい、という判断だろう。



◆いろいろ書いたけど、これらはマーク型の模試を受け、模試問と過去問を解けば気にすることはない。
ちゃんとした模試(代ゼミ・河合・駿台のもの)なら、そのあたりは絶対考慮してるからね。
◆模試を受けるのは必須。時間制限・センターの緊張感に慣れるためにもね。
受けた模試はもちろん復習しよう。
◆要は国立大二次試験対策しかやってないとセンターの傾向に対処しきれないので、センターを甘く見ずに勉強しよう、ということ。
というかセンター古文はガチで解くなら大学入試の平均レベルよりも難しいので、決して甘く見ることはできません。
センター模試は3回前後受け、過去問模試問は合わせて最低でも10回分解きたいところだ。



◆過去問はどの出版社のものでもいいけど、僕の勉強法では、
現代文の過去問は二種類の出版社のものを買い、自分が間違った箇所は、両者の解説を見比べることをお薦めしている。現代文は、予備校によって解説の仕方が違うことがあるんで。
◆河合塾と駿台の過去問を使うのがバランス的によいだろうか。(古文漢文は、解説はほぼ同じだと思うから、わざわざ見比べなくてもいいけどね)
・大学入試センター試験過去問レビュー(河合出版):
黒い表紙。23年収録という膨大な量が売り。

・大学入試センター試験過去問題集(駿台文庫):
青い表紙。実物と同じ大きさというのがいい。6年収録。解説がほどよくまとまっている。


◆いきなり過去問模試問だときついようなら、各予備校のマーク型の基礎問題集を利用しよう。
河合塾だと「マーク式基礎問題集」。河合のものが三大予備校中で一番易しいです。


過去問は12月頃になると売りきれる場合があるんで、早めに買っておこう。

タグ : 高校国語.古文_センター対策 センター対策.国語

◆センター現代文の傾向として、特に頭に入れておくべきなのは二つ。
その1)問題文が内容的に難しい
その2)時間の割にボリュームが多い

◆その1に関しては、以下でとっかかりとしてやるべき本を2冊紹介するけど、ほんとに不得意な人は予備校に行った方が効率がよいかもしれない。(予備校でも些末なテクばかりおしえる所があって、そういうのは困るんだけど…)
その2については、本文の大事なところに線を引いていくだけでもだいぶ違うよ。視覚的に頭に残るしね。
センター現代文では、「各段落ごとに、おおざっぱな内容をつかむ」というのも重要なポイント。意識してやってみよう。



◆センターは上記のとおり、内容が難しめ。あまり現代文を勉強してこなかった人は、まず問題文そのものの読解がきついと思う。
だから、過去問をやる前にある程度、国語力・読解力をつける必要がある
導入本ですね。二冊紹介しましょう。

新・田村の現代文講義1(代々木ライブラリー)

「客観的に」現代文を解くにはどうしたらよいかを教えてくれる。本文の説明は、設問に関する部分をピックアップして書かれています。

入試現代文へのアクセス(河合出版)

現代文が不得意な人はまずこれを。易しいので、受験勉強の最初の1冊に良い。解説が豊富。変なテクはなく、読解力養成の本と言える。頻出重要語句の解説もあります
※この本には「発展編」もある。各自のレベルに合わせて選択してください。

「田村の現代文講義」が解法重視、「アクセス」が読解重視という感じかな。



◆ここからが本格的なセンター対策だけど、現代文については「過去問に始まり過去問に終わる」と言っても過言ではない。
模試問や予想問題集の類は、センター現代文に限っては良くないです。
(センターと傾向や問題の作りが違うことがあるため。古文漢文は模試問・予想問題でも全く構わないので、演習を積んでください。)
◆まあ模試を受けないわけにはいかないんですが、センター模試の点数は参考程度に考えましょう。
ただ、平均点以下だとさすがにまずい。実力をつけることを考えるべし。

◆センター現代文は問題形式が固定されてて、作りも一定の傾向がある。
これを分析した、いわゆる「センター対策本」もいくつか出されている。
過去問をやる前にこれらに取り組んでもよいでしょう。

ぼくのオススメをあげておきます。
解決! センター国語 現代文(Z会出版)

◆センター解法のテクニックを説く。
解くための「道具」を提示してくれる感じ。※簡単にいうと、「3つの戦略」という3パターンに当てはめて解く。こういうテクは好き嫌いが分かれるところなので、使うかどうかは各自判断を。選択肢の吟味は結構役立つと思うが。
◆実際に自分が使えないと意味がないんで、これを読んだら必ず過去問で練習しよう。
◆後半はオリジナル問題だが、当然この本のやり方で解けるように作ってある。
そういうのが気になる人は飛ばしてもいいよ。

センター試験過去問ベストセレクション現代文(駿台文庫)

◆過去問の中から良問と思われるものを選んだ本。
本文解説、設問解法ともにバランスがとれている。テクニックを使ってるという感じではないです。
◆小説の説明も、これくらいが良いなーと思う。無難な本です。迷ったらまずこれを!



この後、過去問演習。
各予備校(駿台・河合など)が出してる過去問をやればよい。センターは解答を公表してるので、答はもちろん各社同じです。
でも解説は異なってくる。

大学入試センター試験過去問題集 2013

◆駿台はこれ。現代文は、本文解説が充実。本文がわかりにくかったら目を通そう。
古文の解説がよい。問題の裏話的な事(出典や本文校訂について)も書いてあったりする。センターの出題がおかしい時には、その注記がしてある。指導者の参考になる。
◆ただ、紙面構成的に見にくい面がある。単語・文法のまとめは河合の方がよい。
色刷りではないので、解説を読み、自分で重要だと思ったところにラインでも引こう。

センター試験過去問レビュー国語 2013 (河合塾シリーズ)

◆河合塾。収録年数が一番多い。解説もかなり詳しい。
現代文は冗長と感じるほどなので、自分が間違えたところだけ確認する、というのでもよいと思う。
古文・漢文は単語や句形といった基礎知識が確認しやすいです。
年によって執筆者が違うんだろうな。レイアウトに統一性がないのがやや気になる。



過去問をやる時の注意点をいくつか書いておこう。
まず、必ず時間を計ってやること。
(現代文と古典を分けて解いてもいいけど、その場合でも時間を計ること)
各問題の時間配分は、何度か問題を解く中で、自分で決めていくのがよいでしょう。
◆どうしても時間が不足するという場合は、一度解答を時間内に作ったあと、
時間延長という形で解こう。
その際、最初に出した解答は消さないでおくこと。
こうすれば、「時間が足りなくて得点できないのか」それとも「単に読解力が足りないのか」が分かる。

それから、できることなら過去問は二つの出版社のものを用意したほうがいいです。
(河合と駿台とか)
過去問やってると、解説に納得できない場合が出てくる。
そのときに、複数の解説を見比べれば、自分が納得できる方を選べるからね。

◆センター1997年度~2005年度は、国語Iと国語I・IIとにわかれていた。
問題の性質は似ているが、国語Iの方が易しい。現代文が苦手気味の人、もしこれらの問題が手に入るようなら、国語Iからやるとスムーズにとりかかれるだろう。(河合の分厚い過去問だと収録されていると思う)

最後に、過去問は分析してこそ意味がある。
一度解いたら、次の日でも良いから、
自分が納得のいくまで「なぜここで間違ったか」を考えよう。特にセンター現代文は、本文に解答根拠があるように作られているはずなんだ。根拠を客観的に探すこと!
現代文は暗記じゃないから、妥協しないで考えぬくことが一番重要なのです。

とにかく、センター現代文は過去問中心!過去問分析でいこう!

タグ : 高校国語.現代文_センター対策 センター対策.国語

センター対策の古文・漢文の参考書と、問題集を紹介。
これらの他に過去問・模試問もあるので、各自が古典にかけられる時間に合わせて取捨選択しよう。


◆単語(と、その学習法)、頻出文法、読解と、ほぼ全分野を網羅した参考書古文常識までのっている!
◆単語の学習法、望月氏の言うように、教科書に出てくる単語をチェックするのは大事だと思うが、
これは高1~2年からの積み上げで行う部分が大きい。
直前期からでは間に合わないので、350~400語程度の単語集を使えば(とりあえずは)良いだろう。
まあ、それも結構労力いるけどね。最低、この望月氏の本の巻末の単語(280語)は覚えよう!
あとは過去問なり問題集なりで出てきた重要単語をチェックする方式で。
◆仕上げにセンター過去問3年分が解説されている。
センターを解くためのテクニック的なことはあまり書かれていない。本文を読めれば設問も解ける、というスタンス。
無難な本。変なことは書かれていないので、安心して使えます。逆に言うとパンチが足りないと感じる人もいるかもしれない。


◆古文・漢文の両方がセットになっておる。でも、そんなに厚くはない。
◆古文は過去問を実際に解くという実践演習形式。
センターは問題文が長い。そこの一部を取り出してきて、ポイントをしぼって解説してある。
なので、いきなり過去問に取り組むのが辛いという人に良い(でも、あくまで過去問の一部なので、難易度が低いわけではない。無理だったら河合のマーク式基礎問題集あたりを。)
◆文法もあるけど、これも実践問題演習。基礎のまとめというわけではない。
センター頻出の和歌も数年分とりあげてある。和歌が苦手な受験生は多いから、これはありがたいんじゃないかな。
国語便覧などをセットに使って、修辞法を確認するとよいよ。
◆漢文は、句形と解釈から成る。
句形部分は、自信のある人はさっと目を通すだけでよい。
◆基礎的なことはそれほど丁寧ではないので、標準レベル(センター平均)以上の人に向いている

センター漢文出題パターン攻略

◆センター漢文対策に特化して、設問パターンごとに解法を説いた本。
巻末に句形のまとめも有るし、基礎ができている人は「この一冊+最新年の過去問」でOK。
◆近年のセンターはかなり難しいので、万全の対策をとりたい人にオススメだ。
◆ただ、ページ数が相当多いから、早め早めに取り組まないときつい。手軽な本ではないので注意。
※もっと基礎からやりたい人は
漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10) がオススメだ。





以下は問題演習。いきなりセンター過去問でも、もちろん良い。
センター対策に時間をかけたい人や、過去問をいきなりやるのは不安だという人へ。


センターよりだいぶ易しいが、その分、自分の実力がはっきり出る。別冊解答は単語や文法の復習がしやすい。全部問題を解いたら、これを通して読むだけでも良い復習になる。


漢文。センターの傾向とは多少違う部分がある。センターは同じ句形が繰り返し出されるが、この本はあえて重複を避けていると考えられる。多読の教材として。短時間でやろう。


良問・頻出問題が多い。解釈問題の説明の仕方がいい。


前半はセンターレベル。後半はセンター追試~私大レベル。センター特化ではなく、私大対策も兼ねている。


解説は文法・単語がよくまとまっている。結構情報量が多いので、あまり得意でない人は河合のマーク式基礎をやった方がいい。

タグ : 高校国語.漢文_センター対策 センター対策.国語

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。