元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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※高校入試作文対策シリーズのリンク
都立高校入試作文対策1
都立高校入試作文対策2
都立高校入試作文対策3
都立高校入試作文対策4
都立高校入試作文対策5
入試小論文・作文について簡単なアドバイス



高校入試の作文で「やってはいけない」ことを集めてみました。
どれも基本的なことだが、意外とこれを守っていない答案が多い。
日頃から気をつけるとよいでしょう。

(1)同じ内容の文を繰り返してはいけない。
これがまずいのは、作文の内容にふくらみが無く、貧弱になるから。
また、採点者からすると、「字数かせぎ」と思ってしまうんですね。印象としても悪い。
書くことがないとどうしても繰り返しになる。書いている本人が字数かせぎかどうか分かるはずです。
文章の最初と最後に結論を繰り返す場合は仕方ないが、それでもできるだけ表現を変えたほうがいい。

(2)句読点をはっきり書く。
句読点とはテン「、」とマル「。」のことです。
これを適当に書く(テンだかマルだかわからないように書く)生徒が意外に多い。
また、「。」を「.」のように書く人を見かけるが、もちろんだめ。はっきりマルにしよう。

(3)文字数は9割以上は埋めよう
200字の作文だったら180字以上書くということ。
字数が少ないと減点されたり、最悪の場合は0点となったりします。

(4)書きはじめ、段落を変えたときは一マス下げる。
原稿用紙の使い方として、当たり前のことですが。
なお、作文ではない、普通の記述問題では一マス下げる必要はありません。

(5)漢字は正確に。
漢字間違いがあったら1点ずつ引かれます。
かといって、あまりに平仮名ばかりで書いていると印象が悪くなるし、点数が下がることがある。
あっているか自信のない漢字は、平仮名にするよりも別の表現(別の漢字)に変えたほうがいいでしょう。

(6)特殊記号は使わない方がいい。
「!」や「?」といった記号は、論理性が重視される作文や小論文では使わない方がよいです。
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首都圏の作文問題では、
「具体例を示して書け」という場合が非常に多い。
「身近な体験をもとに」とされる場合もある。

作文が苦手な子はここでつまづく。

「体験なんてしていない」「思いつかない」と言うのである。
だが、高校側(採点側)としても、別に素晴らしい体験を求めてるわけじゃないぞ。
ごく身近なことで十分。
問題(課題文)に書かれていることと、自分の身の回りのことを結びつけられるか?
採点者はそこを見てるんだ。
「書けない」という子は「体験が無い」のではなく、「問題文と体験とを結びつけられない」だけなのだ。

それに、身近なことでも、結構面白いこと、見落としてしまうようなことがあるはずだ。
そこを見過ごさずにきちんと書けるかがポイントなのです。



僕は、「書けない書けない、体験なんて無い」という人には、「嘘でもいいから書け」と言ってます。
「嘘でもいい」というのは「適当に書け」ということではありません。
自分の体験じゃなくても、本・テレビ・ネットなどで、間接的に知っていることはたくさんあるはずだ。
その中から作文に使えそうなものを脚色して(=作り変えて)利用するのだ。

何も書かない、書けなくて時間を食うのなら、何か書いて部分点を稼いだ方がよっぽどいい。

これは大学入試の小論文にも通用する。
「嘘書くのなんて嫌だー」というのなら、「人から聞いた」「本で読んだ」とすればいい。
気になるのなら、「私は次のようなことを聞いたことがある」と書きだせばいい。
ただ、その書き出しの分、実質書ける文字数が減るし、
「自分が体験したことを元に」と言われたら、あたかも自らの経験のように書くほうがいい。

推薦入試は別として、一般入試の作文で嘘か本当かなんて、採点者は気にしません。
(そりゃ、常識的に考えてありえないことはまずいけどね)


↑の話は、元代ゼミの有名講師、田村先生もおっしゃってたことです。
梵我堂の〈本音で迫る小論文〉

これは大学入試用の本で、しかも絶版なんだけど、非常にいいことが書いてある。


それから、具体例を思いつくかどうかは、やはり訓練によります。

よい勉強法としては、一つの問題に対して、2つか3つの違った具体例を考えて、別解を書くこと。
僕が塾で教えてたときも、宿題でそのようにやらせてました。
ぐだぐだ言わずにとにかく書いてみること!
それが作文対策の第一歩です。

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今回は、都立(公立)入試の作文の練習の仕方です。

都立入試では長文問題と作文とがセットになっている。
だから作文を書くには長文を読み、解く必要がある。これはなかなか面倒だ。

作文だけの対策をしたい場合…まずは埼玉県の入試問題を使おう。問題は公表されてるからネットで入手できるぞ。
埼玉県は最後に作文単独の問題がある。
都立とは多少異なるものの、「文字数」「自分の体験をいれること」という点では結構似ている。
だから手始めの練習には良いです。

日比谷や戸山といった自校作成入試を受ける人は、手始めは一般の都立入試の問題で練習するとよい。
この場合、第4問(長文読解+作文)で、制限時間25分で書くといいだろう。
最初は30分以上かかるかもしれないけどね…
でも、自校作成は一般都立より時間も厳しいので、そのあたりを心得ておこう。
(過去問を解けばそのきつさが分かるはず)




最初は下手でもいいぞ!
僕の教えてたときも最初は、ほとんどの生徒がまずい答案だった。
書いてる本人も、「自分の考えがまとまらないです、うまく書けないです」と嘆いていた。
でも、最初から完璧にかける人はいないんだ。
僕だって受験生の時は下手くそなところからスタートした。
大事なのは、へこたれずに何度も直し、より良いものにしていくこと。
そして練習を積むこと。

僕が塾で教えてたときは、10月頃から書かせてました。
1週間に1度、授業で書かせる。
最初は200~250字の作文を、30分以内でやらせます。
それでも書けない生徒が多いので、書くヒントを出し、宿題でやらせます。
徐々に時間制限を短くします。(最終的には12分以内)
つまり週に1~2回(授業と家)作文を書かせるわけですね。

塾に行ってない人も、秋から
休日(土日のどちらか)+平日1日
というように、週2回くらいのペースでやるといいでしょう。

効果のある学習法!
それは、同じ題材(問題)について、異なる解答を2~3個書いてみることです。
しかも、できるだけ違う切り口から書いてみる。
そうすることで、発想の引き出しが増えるのです。



書いたら誰かに見てもらうこと。
学校の先生がよいが、お父さんお母さんでもかまわないぞ。
高校入試の作文は、内容的にはそんなにハイレベルな戦いにはなりません。
大人が見て、変なこと書いてなかったらだいじょうぶ。
漢字の間違いがあったり、原稿用紙の使い方が間違っていたりすると1点ずつ減点されるので、そこは気をつけよう。

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今回は作文問題にかける時間の話をしましょう。
東京都立の高校入試では、長文問題が3問(第3・4・5問)。第4問に作文がセットとなっている。
これらを50分で解かなくてはいけない。
時間的にはかなり厳しいです。

第1・2問の漢字問題で2分としましょう。
長文3つと作文、これらに均等に時間をかけるとすると各12分。
つまり200字作文を12分で書かなくてはならない。
実際中学生に教えていても、作文12分というのが良い目安になる。
本番でもとりあえず目標を12分として、それより速く書けたら他の問題や見直しに時間を回すのがよい。
逆に言うと、作文に余分な時間をかけた分だけ、他の問題を解く時間がどんどん削られる。
初めて生徒に作文を書かせると、30分40分はざらにかかる。
それでも必要な字数を埋められない、日本語になっていないという生徒が多い。

無対策で試験に挑む人はそんな感じなんでしょう。
まあ、そういう人は試験場では作文は解きませんね。まるまる捨てることになると思う。
最初から捨てると決めているのなら、戦略としては有りだが、このやり方は中堅以上の高校では危険である。
特に上位校を目指す人は作文で7~8点は確実にとっていきたい。

作文は、練習を積めば得点源となります。
逆に、練習しなかったら全く点数にはなりません。
早め早めに作文対策をしていこう!

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何回かに分けて、東京都をはじめとする高校入試国語の作文対策について書きます。

東京都立を念頭に説明しますが、他の県でも参考になるかと思います。

東京都では、長文を読んでからそれに関連する事柄を200字で書く形式となっています。
まず、配点からいうと、作文は10点です。
他の長文問題は20点あるいは25点。同じ時間をかけても、もらえる点数は半分以下です。
ここから言えることは、
(1)とりあえず文字を埋めれば(日本語として読めれば)何点かはもらえる。
0点か5点かという記号問題のような危険性はない。
(2)かけた時間の割には得点が低い。
たっぷり時間をかけて満点を狙うのはダメ。短時間で書いて7割(7点)取った方が国語全体の点数は良くなる。
(3)何も書かない、もしくは字数が足りなかったら問答無用で0点。
すると、7割とった人との差は7点になる。これは痛い。
下手に時間を食って、しかも0点だったというのは最悪である。

つまり、
完璧でなくてもいい、短時間で書ききる(文字数を埋める)ことが大事。時間のかけ過ぎは禁物。
ということになる。

ただ、この「短時間で書く」というのがしんどい。
題を与えられたら、1分以内に書きたいことが頭に浮かぶようでないとダメ。
2~3種類の候補が頭に浮かび、そこから書きやすいものを選択するというのが理想です。
普通、一度下書きしてから修正して清書するのだが、修正にかけられる時間も少ないです。
できれば、下書きの段階でぱーっと書いて、190~210字の間におさめるのが望ましい。
これは頭の良し悪しではなく、慣れるしかない。練習が必須となります。
「ぶっつけ本番でなんとかなるやー」と思ってると撃沈するよ。

都立の問題が見たい人は↓
東京都立高校6年間入試と研究

解説は良くないけどね…
公立の場合、解答は公表されているので、間違っているということはないです。
他社の過去問でもいいですよ。自分が気に入ったものを使ってください。

つづく

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