元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

2019/051234567891011121314151617181920212223242526272829302019/07

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
えっと、入試小論文で検索して来られてる方が多いようなので、
簡単に記事書きます。
高校入試、大学入試両方ね。

高校入試・大学入試共通して、この時期にやることは、
過去問を解いて、誰かに見てもらうこと!!

これが一番です。
小論文の参考書を今から読むのなら、模範解答を読んで、こんな風に書けばいいのかーと参考に。
でも大切なのは実際に自分で書くことです。


まず、文章を書くときのアドバイスを3つ。ごく基本的なことで、最低限守ってほしいことです。

1)結論をしっかり決める、結論が伝わるように書く
◆これはごく当たり前なんだけど、実践できてない人が意外と多い。
◆例えば、書いてるうちに自分の主張に自信がなくなってきて、結論をぼかしてしまう人。これだと読み手(=採点官)に「この人は結局何が言いたいんだ」と思われてしまう。
◆また、枝葉末節にこだわりすぎて、途中で話がそれてしまうのもよくあるパターンだ。まず初めに、自分の主張の中心は何かをはっきり決めよう。
長い文を書き慣れていない人だと、息切れして、結論が途中に来てしまうというのもありがち。
残りの文字数を埋めるために、同じ事を繰り返したり、蛇足的な部分を付け足したりしちゃうんだな。
◆こうならないよう、少なくとも自分の主張が相手に伝わるよう、意識しよう。

2)一文一文を短く切る
◆これは簡単に実行できる割りには非常に効果的だ。長い文は読みにくい。
生徒に文章書かせてみて、読みにくいなーと思うのは大体これ。
以前ね、中学生に入試の作文書かせて(200字)、ひどく読みにくいと思ったら、なんと切れ目無く一文だけで構成されていた。
つまり1文=200字ね。こうなると書いた本人が、自分で何書いてるのかわからない状態だ。
◆一つの目安は、1文=最大70字!!
僕が勝手に名付けた法則で、70字の法則と言ってます(笑
70字というのに深い根拠はないんだけど、経験則です。
僕は留学生の卒業論文のチェックをやることがあるんだけど、その時にも70字を一つの目安として教えてるよ。
(留学生でも長い文を書いて、主語がめちゃくちゃになる人が多いんだ)
◆原稿用紙のマス目を使えば字数は簡単に数えられるし、ワープロソフト(「Word」など)では字数カウントの機能がついてるので、
1文最大70字を心がけるといいよ。
もちろん1文が5文字10文字とか細切れになっても読みにくいんだけど、僕の経験上、短すぎる文を書く人はいません(笑

3)感情的にならない
◆自分の感情を込めず、客観的に理詰めで書くということです。
◆たとえば、課題文への反対意見を書かせると、
「これは絶対にいけないと思います。こんなことをいう人がいるとは信じられません。ひどいです。読んでショックを受けました。」
とか、書いちゃう人がいるんだな。(実際にこういう生徒がいて、頑張って書いてるのはわかるんだけど、点数はほぼあげられないんだ)
こういうのは最もやってはいけないことだ。
小論文ってのは、結論自体よりも、結論にたどりつくまでをいかに上手く書くかなんだな
つまり、なぜそういう結論が出せるかという根拠を、筋道立てて客観的に述べるのが論文なんだ。
大学の先生は感情論を嫌う。採点官は感情で説得されるような人達ではありません。



添削についてだが・・・
高校生は、高校の国語の先生に見てもらおう。
厳しい先生にお願いしたほうがいいです。
予備校に行ってる人は、予備校の先生に見て貰うのがいいけど、忙しくて無理かもしれない。
となると、大学生バイト(チューターやフェロー)になるけど・・・
できるだけ大学を出た人(大学院生以上)に頼んだ方が良いだろう。大学卒業したってことは卒論書いて、文の書き方わかってるからね。

中学生の、高校入試の作文だったら、塾や学校の先生に見てもらうのがいいけど、
それが嫌ならお父さんお母さんに見てもらおう。

とにかく人に見てもらうことを恥ずかしがっていてはダメだ!練習せずいきなり本番、だと失敗するぞ。


※中学生のお子さんがいらっしゃる保護者の方で、ここを見てくださっている方へ
一般入試の作文(都立入試など)では、とにかく時間内に文字数を埋めることが大切です。
受験生は時間が無くて書けないというケースが最も多いのです。
都立高校入試だと、200字を12分で書くというのがひとつの目安。時間を計って、ひたすら過去問を解くのが一番良い練習です。
採点についてですが、大人から見て支離滅裂なことを書いてなければ内容面では大差つきません(そんなに高いレベルの争いにはならない)。
だから学校の先生でなくとも、ご両親が見てあげるだけでよいのです。
ただ、漢字の間違い、誤字脱字、原稿用紙の使い方(段落の初めは一マス下げるなど)は1点ずつ引かれるのでご注意を。1点といっても、積み重なると損害は大きいです

参考にしてみてくださいね。
スポンサーサイト

タグ : 小論文

小論文参考書のご紹介です。(といっても、〈本音で迫る小論文〉は絶版だが…)
小論文は、実際に書くのが大事。そして、誰かに添削してもらおう。
実際に書く時の心得は、
入試小論文・作文について簡単なアドバイス
を見て下さい。最低限注意することを書きました。

梵我堂の〈本音で迫る小論文〉

◆元代ゼミの田村氏の本です。著者は「田村秀行+梵我堂主人」となっているが、梵我堂は架空の人物。
実際は田村氏の一人二役ですんで(笑。
書名のとおり、類書と異なり、「本音で」入試小論文に迫っている。
◆小論文初心者でも読める(高1・高2でもOK)が、相当高いレベルに到達することを目的としている。
他人と差が付く(=オリジナリティー、独自性のある)発想をするにはどうしたらいいか、を、問題&答案例を元に、具体的に語ってくれるぞ。
この本では、生徒の答案を添削してみせ、なぜこういう書き方がいけないかを詳細に教えてくれる。表現面でも教わることが多いだろう。答案例が豊富なので、これを批判的に読むだけでも小論文の力がつくぞ。
これを読めば、「通用する小論文」の水準がどの程度のものなのかがわかるはずだ。
特に独学者にとってはそれだけでもありがたいだろう。
◆この本が絶版になる前は代ゼミでこれを薦めてました。
(そして多くの生徒に「読んで良かった」と言われた)
絶版なんだけど、いい本だと思うんであげときます。

田村のやさしく語る小論文

◆田村氏の小論文本で今出てるのは、これ。
◆〈本音で迫る小論文〉よりアクが抜けて読みやすいのだが、「やさしく語る~」の題の通り初心者向きの内容となってしまった。
(〈本音で迫る小論文〉は東大受験生も意識していた)
小論文初心者には良いだろう。これ一冊読んでおくとだいぶ書きやすくなると思うぞ。

論文って,どんなもんだい

◆対話形式で、小論文の書き方を語る。
◆いわゆる「構成メモ」によって、論文の組み立て、構成をしていく。「問→答」の自問自答の繰り返しによって、論を立てるという感じだ。
実際の入試では、メモをする時間もないが、練習段階ではこれを見習うといいでしょう。
思いつきの「作文」ではなく、「論文」が書けるようになる。
〈本音で迫る小論文〉が絶版の今、一番オススメできるかなあ。
でも、くどいと感じる人もいるだろう。少なくとも国語に苦手意識のある人は手を出さないほうがいいでしょう。
◆余談だが、この本はあの野矢センセが絶賛してた。(いや、野矢センセが薦めてたから良い本というわけではないが)
確かに野矢センセの本と感じが似てるなーとは思うんで、野矢ファンは見てみたらどうでしょうか。笑

新小論文ノート

◆毎年改訂版が出ます。
◆この本は、近年の入試動向をつかむためと、あと、生徒の答案例を見るために使う。
内容は…複数の講師が書いてるんだが、あまり統一されてないように感じる。なんだかなーと思うようなものも。
あまり鵜呑みにせずに、さらっと読む程度でいい。
◆「生徒の答案例」は、そこそこに書けてるが、高得点でもない、というレベルのものが選ばれてる。
とかく他人の書いた文章は読みにくいものです。この本の「答案例」の中にも、読みにくいものがあるでしょう。
「なぜ読みにくいか」を分析し、反面教師とするのだ。それを「読みやすく添削」できればなお良い。
上級者は、「生徒の答案例」を「添削」しよう。
この本にも添削例が出てるが、自分でそれを試みるんだ。
〈本音で迫る小論文〉にも、「他人の文章を添削する」という訓練が推奨されている。
読みやすい論文を書くには有効な手段だ。
読みにくい文章は、無駄な表現が多いものだ。だから、簡潔な表現に直したり、不必要な部分は削ったり、ということを試してみるといいぞ。
内容面の添削にまで踏み込まなくても、これだけでも意外とためになる。
内容の割に安いし、小論文が必要な人は持っておいてもいいでしょう。

タグ : 小論文

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。