元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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連休ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
予備校行ってる浪人生の人は授業の復習をこの機会にやっておこう!
四月は新しい環境に慣れるのが精一杯、授業についていくのが危うい状態、という人も多いだろうからね。(これ、ほんと)

そして予習を今のうちに進めて(貯めて)おこう。
普通の予備校の授業では、予習は必須です。
予習を甘く見たらあかん。自分ができないところ・わからないところをあぶり出すようにしよう。
予習をやればやるだけ授業聞くのが楽になり、復習の負担も減る。
予習ができなかったら授業には出ない。それくらいの気持で予習にとりかかってほしいです。


えっと、話は変わって、僕が薦める本のラスト一冊っす。

ソクラテスの弁明ほか (中公クラシックス)

ソクラテスの弁明、クリトン、ゴルギアスが収録されている。いわゆる哲学書の範疇に入ると思うが、これらを読むのに予備知識はいりません。
◆『ソクラテスの弁明』は倫理やった人ならみな知っているね。古典中の古典。
『クリトン』は、死刑を言い渡されたソクラテスのもとをクリトンが訪ね、彼を救出しようと試みるが・・・という内容。
『ゴルギアス』は、プラトンの著作中でも大部の長編です。ソクラテスがゴルギアス・ポロス・カリクレスという三人と熱く議論を戦わせる。

◆この中公クラシックス版は、『ゴルギアス』が入っているのが良い。
翻訳者はギリシア哲学の大家の方。
『ゴルギアス』には抜き差しならぬ緊迫感が訳文にも表れていて、生の討論、これぞ対話篇といった感がある。
ぼくがプラトンの著作の中で最も好きなものの中の一つです。
◆『クリトン』は、ソクラテスがいかなる覚悟で哲学をしていたのかが感じられる傑作。
「哲学をする(知を愛する)」という行為は、彼の生(せい)そのものと分かちがたく結びついていたのだ、そう思わされます。

◆これら三編を貫くテーマは「よく生きる」とはどのようなことか、です。
この普遍なる問を、一度でも、少しでもいいからみなさんにも考えてほしいと思うのです。
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タグ : 文庫

「論語」の話(ちくま学芸文庫)


◆中国古典の碩学・吉川幸次郎氏の書かれた本。「論語」についてです。
◆NHKの講義を活字にしたものなので、非常に読みやすいです。
大学生にもお薦めだし、高校生でも十分読める。
高校生は1年のときに「論語」を習うだろうけど、この本も読むといっそう興味が湧いてくると思うよ。

◆論語の本文から面白いところをピックアップして解説する、という感じです。
(もちろん現代語訳もついてるので漢文に不慣れな人も読めるようになっている)

◆この本の特徴は、過去の人がどのように論語を読んできたか(享受してきたか)について書かれていることです。
論語というのは、使われている漢字は易しいのだけど、含蓄深く、解釈も人によって様々に異なるのですね。
荻生徂徠・伊藤仁斎といった江戸期の優れた儒学者がどう論語を読んできたか、
その独創的な読みを吉川氏はしばしば取り上げます。
◆本居宣長―国学で有名な人で、論語には批判的であったのだが―
彼は実は論語を相当丹念に読んでいた、というようなことも述べられている。こういう横道にそれるようなところも面白い。

◆また、論語本文の語学的な解釈だけではなく、孔子の生きた時代背景がわかりやすく書かれているよ。
孔子を取り巻く当時の政治的状況彼の人生は決して順風満帆ではなかったこと弟子との交流、などなど、
興味深いエピソードが満載だ。
こういうのは高校の教科書じゃなかなか知り得ないからね。これらを知ると論語が身近に感じられるだろう。

◆著者の論語への愛が感じられていい本だよ。僕はこの本を読んだらいっそう論語が好きになった。
1講1講短いから、ちょっとずつでも読めるようになってるよ。
◆漢文なんて堅苦しいと思わず気軽に読んでみてください。
理系で、高校で漢文あまり習わなかった人にも手にとってほしいです。

タグ : 高校国語.漢文_その他 文庫

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