元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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今回は高校の教科書レベルをクリアした人の勉強法についてです。


英語の初中級者によくある危険なパターンは、
「文法のことを考えず、単語の意味を適当につなぎながら読んでいる(=単語のつぎはぎ読み)」ということだ。
英語の長文を読む時に、わかる単語を拾って「大体こんな感じかなー」と、勘でストーリーを作っていく
これだと、あらすじの理解が「(たまたま)当たった」「はずれた」と不安定になる。

こういう人は初中級者には相当多いんだ。
僕が見るところでは、英検準2級くらいの生徒でも「単語のつぎはぎ読み」で済ましている人が結構いる。英検準2級には和訳が無いし、選択式だから、単語さえ知っていれば雑な読みでもごまかせるんだ。

だが、こういう読み方は大変危険だ。
大学入試のちょっとしたひっかけ(センターレベルでも)にはまるし、中級以上の和訳問題に対処できない。
このような勉強法では英語力の上昇は望めないぞ。

特に、高校の授業が「先生がただ日本語に訳しているだけ」という人は注意!
それは先生が、「正しい結果」を「日本語訳」として生徒に与えているだけだ。
それだと、生徒は予習の段階で読み間違いをしていても、「なぜその読み方がダメなのか」に気づかないままになってしまう。
「文法的にこうだから、これが正しい読みで、これが間違った読み」
と納得すること。それが無いと英語の力は全く伸びないぞ。

先生の言ったことをひたすら暗記してるから、定期テストでは良い点をとれる、
だが模試ではイマイチ…という人は要注意だ。



目指すのは「文法的に読む」ということだ。
英文の構造(形)を考えて読むということでもある。
英語は、ただ単語がだらーっと並んでいるわけではありません。
単語の並び方は文法というルールに従っているんだ。
細かいことは、次回にあげる参考書を見てほしいのですが…

僕からのアドバイスとして、以下の三つをあげておこう。
当たり前のことなんだけど、これらを意識するだけでだいぶ楽になるはずだぞ。



1)「かたまり」を意識する
これは「英単語のつぎはぎ読み」を脱出するために必要だ。単語をバラバラにではなく、まとまりとして考えるということだ。

いくつかの英単語が集まると「かたまり」として働くようになる。
これは文法用語だと、と呼ばれる(知らなかったら文法書で確認してください。必ず載っている)。
例えば、
「名詞節」というのは「名詞と同じ働きをする節」のことだ。だから、主語や目的語になれる。
「形容詞節」というのは「形容詞と同じ働きをする節」のこと。関係詞節がこれだね。これは名詞を修飾することができる。
複雑な文では、「ここからここまでが一かたまりだ」と思ったら、カッコ( )でくくると見やすくなるぞ。

2)文の骨格をつかむ
英文の骨組みは主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)からできています。
そしてこれらの並び方は「文型」という5つのパターン(=5文型)に従っています。
5文型は高校英語の文法では最初に習う。あやふやな人は早急に復習すること!!
これは長くて複雑な文を文法的に解剖するための手段となる。
上手に読解に生かしていこう。特に、主語(S)の発見が出来ないと文は読めません。
複雑な文は英文の下にSとかVとか書こう。

あ、言っておくけど、一読して意味がすぐにわかる文は、いちいちそんなことする必要はないぞ
あくまでも複雑な文を解剖するための補助手段です。

3)andに注目
andは言うまでもなく語句と語句を結ぶ言葉です。
でも、難しい文になると、andがどことどことを結ぶかがわかりにくくなる。
和訳問題ではこれをしっかり捉えてないと大きく減点されます。
[   ]and[  ]
のように、andがつなぐものを[ ]でくくってみるといい。

記号はなんでもいいですよ。自分の好みで工夫してください。

次回は「文法的に読解ができるようになる」参考書の紹介です。
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タグ : 英語勉強法

んーと、今回は苦手な人がはまりやすい落とし穴について書こうと思います。
別にそういう人を馬鹿にするわけじゃないよ。僕自身の体験も含むからね。
予備校でそういう人を結構見て、「勉強法変えてみたら?」とアドバイスすることが多く、
みなさんの参考になればと思うのです。

前回の記事の補足的なもんなので、気楽に読んでください。



英語が苦手な人にありがちなんですが、とにもかくにも単語をやろうとする。
そこでどうするかというと、市販の単語集に手をつける。

英語参考書で最も売れているのは単語集だと聞く。
「英語の勉強=英単語の勉強」と思っている人もいるほどだ。

しかし、苦手な人は単語集やると飽きる。まず間違いなく飽きる。
しかも、単語集が完璧になるまで(※これはひどく労力がかかる)他のことに手がつかないんだ。


昔はA、B、Cと、アルファベット順に配列された単語集がよく売れていた。
最初のページを開くと、abandonで始まるわけです。
そんで、初めのうちは意気揚々とやっているのだが、先に進むにつれて最初の方を忘れちゃうから、また振り出しに戻る。
結局「A」で始まる単語だけ強くなって…という笑い話がある。
実は僕もその一人なんよw
年上のいとこから単語集もらったからやったのだが、A、B、C、ときて、Dくらいでもう投げてしまったな。
しかもこのやり方だと、長文読んでる時に単語の意味が思い浮かばないんだ(僕だけかも知れんがw)
単語集に載ってる場所で覚えてるから、他で単語をみかけたときにとっさに意味が出てこない。


学校で「単語テスト」なるものを行っているところもあるだろう。
それで覚えられる人はそれで全くかまわない(そういう人は「英語の得意な人」だと思う)。
でも、僕が塾で見ていると、
「一夜漬けで単語テストを乗り切る→テストが終わるときれいさっぱり忘れている」
という人が多い。
これでは意味がない。点数ばかりを気にして何も身につかないという悪いパターンだ。


確かに単語力は重要だ。
でも、英語の大学入試問題は単語テストではありません。
私立でも、純粋な単語問題はほとんど出ません。

単語力が試されるのは、多くは長文読解においてです。
故伊藤和夫氏もおっしゃっていたが、文脈を考えて単語の意味を決定するのも大切な英語の力なんだ。
これは非常に強調したい。
・わからない単語があっても、文の前後関係から意味を推測できる力
・単語に複数の意味がある場合(いわゆる多義語)、どの意味で使われているかを判断する力
これらは単語集をやっているのでは身につかない。
だから僕は長文を読む上で単語を身につけてほしいわけ。

あ、僕は単語集を全否定するわけじゃないよ。
ある程度学習を進めた人が確認に使うのにはよい。
なかなか長文に出てこない単語もあるから、その抜けをチェックするにもよい。
でも、苦手な人はまず教科書に出てくる単語を8割はマスターしてください。
そうしないと単語集やっても効率が悪いのです。


それから大事なことを。
英語は総合力。
 単語・文法・読解・リスニング・英作文…
これらをバラバラに切り離して学習してはだめだ。
相互に関連させて勉強したほうが身につきやすいし、実戦的でもあるのだ。
前に記事に書いた教科書音読の学習法だと、
・単語(長文を読みながら単語を勉強できる)
・リスニング(CDを聴いて自分でも読むから)
・読解(言うまでもない)
・文法(英文を理解するのに必要な文法は、教科書にバランスよく含まれている)

の4つが同時に、しかも基礎から学習できる。

もっと上のレベルを目指す場合でも、
このように総合的に学習するということは常に意識してほしいです。
僕はそれが自然な英語の身に付け方だと思っているからです。

タグ : 英語勉強法

英語が苦手な人、まず教科書を復習しよう!

えー今さら教科書ー?と言う人がいるかもしれない。
いや、教科書がしっかりできてればいいんです。
ただ、苦手苦手と言ってる人を見ると、教科書の内容が抑えられていない。
テストの前だけあわてて詰め込んで、後は授業を適当にやり過ごしてるだけ、という人が意外と多いんだ。

復習といっても、だらだらやっていては効果は薄い。
それに教科書はあくまで基本を固めるためのもの。
教科書がしっかりできても、それだけではセンターすら危ういです。
現在高2の人は高1・高2の復習を高3になるまでにやってほしい。



必要なもの
リーディングの教科書(長文が中心になっている、英語I・IIという奴です。高校で配られたものを使ってね)
教科書の全訳
教科書ガイド(単語や文法の説明が載っている。授業をしっかり受けていて、ノートにまとめてあるのなら必要ない)
教科書の本文朗読CD(大抵、Amazonや書店でも手に入る。自分の高校で使っているものについては、先生に頼めば買えると思う)

全訳は、先生の言った訳をノートに写してた人はそれ使えばいい。
真面目な友達に頼み込んで(飯をおごって)、コピーさせてもらうという手もある。
また、有名な教科書の場合、ネットで全訳が公開されていることがある。
正式な出版物ではないので、間違いもあるかもしれないが、そこは目をつぶるしかない。




やることは、
教科書に出てきた単語を覚え、英文を音読することです。

教科書を利用する理由は、
1)高校生が身につけておきたい英単語をカバーしている
センター試験は教科書を参考に作られている。長文に出てくる単語も、当然教科書を考慮してある。
苦手な人は単語集に手を出さず、まずは教科書から。
足りなかったら後で補えばいいんだ。欲張っちゃだめだぞ。
2)挫折しにくい
これまで英語をさぼってきた人でも、一応学校の授業は受けているはず。
授業をよく聞いていなかったり、教え方が悪かったりしても、全くの0ではないでしょう。
少しでも手がつけられるところから勉強を始めよう。
なんといっても教科書なので、中学卒業レベルから始まり、難易度が少しずつ上がっていくのがいい。
一歩一歩まじめに進めていけば挫折することはない。
3)補助教材が充実している
英語は各社「教科書ガイド」というものが出ている。単語・文法の解説が載っている。
それから、教科書には大抵CDが準備されている。
音読するときの大きな助けになる。
4)苦手な人のスタート地点となる
高校教科書より易しい教材は確かにある。(中学生用、一般向けのものなど)
でも、入試を意識した場合、これよりレベルを下げるわけにもいかない。
教科書が理解できてなかったら入試に受かりません。
教科書レベルがしっかり身についているか、確認することから受験勉強を始めよう。





まずは、教科書ガイドの日本語訳と照らし合わせながら、
一文一文の意味をつかもう。

わからない単語があったら、赤ペンで本文の下に意味を書いていく。
どうせ教科書は受験が終わったら捨てるんだ、どんどん汚そう。
余白が狭いという人は拡大コピーしてもいいぞ。
ほんとは辞書を引いた方がいいが、教科書ガイドを利用するのもあり。
新しく出てきた単語だけでなく、自分が知らなかった単語は意味をチェックすること。
以上、1レッスン(1課)を1日でやろう。
(あまりにも時間がかかる人は2~3日にわけてもいい。以下でいう音読と併行してもいい。
ただし、できるだけ短時間で終わらせるよう本気で取り組むこと)

そうしたら、音読する
ここでCDを使おう。
初めは、「CDで1文聞いたら一時停止、その後に続いて自分も1~2回音読する。」とやってください。
最初は1単語1単語の発音・アクセントを意識して発音する。
ゆっくりでいいです。適当に速く読むよりは、ゆっくり読んだ方が良い。
これを2度、3度と繰り返す。
さっき、赤ペンで単語の意味を書き込んだね。
赤シートで隠せば、即席の単語チェックができる。
余裕のある人は、単語のスペル(つづり)をノートとかに書いて練習してもいい。
1度単語を自分の手で書いてみるだけでもだいぶ違う。でも、無理しなくていいよ。


不安だったら横に全訳を置いて、照らし合わせながら読んでもいいぞ。
だんだんと英文だけを見て意味が取れるようになろう。

慣れて来たら、意味のまとまりをつかみながら読んでみよう。
1ページ分のCDを聞いて、その後に1ページ音読するようにしていこう。
CDの朗読者は、長い文だと1文の中に切れ目を入れて読んでいるはずだ。
そこが意味の切れ目である。
音読しながら意味をとっていく。
何度も音読すると、頭の中でいちいち日本語に変換しなくても意味がつかめるようになるはずだ。

最低10回は繰り返して音読してください。
1日に10回読む必要はないぞ。
1日3~4回の音読を3日間やればいいだろう。
だが、これはあくまで目安。自分が英語にかけられる時間や、今の学力を考慮して調整してください。

音読に慣れてきたら、文法にも目を向けよう。
リーディングの教科書は、1レッスン中に、中心となる文法事項が盛り込まれているはずだ。
ただ、あまり深入りしなくてよい。
意味を理解するための、最低限の文法知識が身につけばいいぞ。
授業のノートや教科書ガイドを利用するといいだろう。



まとめると、
・1日かけて英単語チェック、日本語訳と英語とを照らし合わせる。
・その後、3日間は音読練習

つまり1レッスンを4日間で終わらせることになる。
普通の教科書は1冊10レッスンくらいでしょうか。
1ヶ月ちょっとで終わるだろう。
余裕がある人は、教科書の最後までやり終えたら、最初にもどろう。1日1レッスンずつ、改めて復習しよう。

こういう勉強法は、だらだら何ヶ月もやっても効果が薄い(そのうち飽きてしまうから)。
1ヶ月半を期限として、計画を立ててやってみよう。計画を立てたら鉄の意志で完遂させること!!
高2生なら、高1・高2の教科書の復習を3月終わりまでに完了させること。
高3になって高1の教科書をやるわけにはいかないんだ。
やる以上は本気でやろう。
音読ははっきり大きな声でやらないと駄目です。
※ファミレスや自習室だと周囲の迷惑になるので、おうちでやってください(笑

タグ : 英語勉強法

前回、英語が苦手な人用の勉強法を紹介すると、予告をしてました。

もし少しでも楽しみにしてくださった方がいるのなら、謝らなくてはいけません。

僕がおすすめするのは、基本的には教科書の復習です(具体的には次回書きます)。

ここでぼくは勘違いをしていた。
「教科書の復習に、教科書ガイドの全訳を利用してください」と言うつもりだった。
が、今の教科書ガイドは全訳載ってないんだな。
となると、この勉強法を実践できるのは、先生の言った訳を律儀に写してる高校生だけ、ということになる。

ぼくは自分で教科書の全訳をノートに書く必要はないと思う。(詳しい理由は後日書きます)
復習には全訳があったほうがいい。特に苦手な子には必須だ。
しかし、その全訳は、先生が授業後に復習のために配ればそれで済むことだ。
ただ、実際の高校の現場ではそうではないだろう。
そして、教科書ガイドにも全訳が無いとなると…

だから、僕の学習法には
「ぼくは全訳を写すことには反対だが、現状ではそうする以外に全訳の入手法がない」
という矛盾がある。

教科書の代わりの教材も探しているのだが、なかなかバランスの良いものが見つからない。

この矛盾をなくすにはどうするか…




とりあえず、今までそのように(=先生の全訳を写して)教科書を勉強してきた人は、その全訳を利用してください。

教科書を利用した学習法、具体的には次回書きます。
それは1~2ヶ月程度で終わるようになってます。

それを終えたら、教科書レベルは卒業。問題集を買ってやろう。
そのときに全訳をノートに書くという作業は避けるようにしてください

また、これからの高校の授業でも長文の全訳は止めたほうがいい。
もし全訳を宿題に出されたとしても、そんなのはやる必要ないと思う。
先生の言うことを盲目的に守ることと、入試に受かることとは別物です。

自分に必要な勉強を見極めよう。




さて、教科書を終えたら(または既に教科書を理解していたら)どうするか、
くわしくは後日書きますが、
英文読解入門基本はここだ!

西英文読解講義の実況中継

に進んでください。



あ、僕の学習法を押しつけるつもりはないですよ。
僕がこの学習法を薦めるには僕なりの根拠があります(これも次回書きます)が、
「それは違うわー」と思ったら無理に従わなくてOKです。
ちょっとでも参考になる人がいれば幸いだ、と思うだけです。

僕の記事で不安になったりとかしたら申し訳ない。
なにか勉強の相談事があったら、僕でよかったらメールとかで聞いてください。


それでは、具体的には次回に!

タグ : 英語勉強法

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