元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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タグ:高校国語.古文_センター対策 の記事一覧

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今回はセンター古文に要求される単語・語彙力の話です。

◆センター古文をガチで解こうと思ったら、要求される単語レベルは意外と高いです。
まあ350~400語は必要でしょう。これは平均的な単語集の収録語数と同じかやや高いというレベル。
◆本音をいうと、センターを楽に解くには、これでも単語量としては足りません。
しかし、500語・600語の単語集を使うのではなく、350~400語以上は長文を通して覚えることをオススメします(後述)。



◆最近のセンターの傾向として、「地道な学習を受験生に望む」ということがある。近年は漢文もこの傾向が高まってきた。
まあ高校3年間の学力を計るテストだから、コツコツ勉強してください、ということなんだろう。

◆センターでは古文単語を知っていたからといってそれで一発で答が決まるということは多くない。
「古文なんて単語集を1週間で詰め込めばそれでいいやー」というような安直な考えでは対策にならないのです。
(これは声を大にして言いたい)

◆単語力が直接関わってくるのは問1のところですね。
でも単語一語に傍線部が引っ張られることはありません。
文字数として10文字~15文字、複数の単語を含むところの解釈が求められます。単語力だけでなく文法力も必要とされることが多い
◆それから複数の意味を持つ単語(多義語)が出され、文脈に合う正しい意味を選ぶ、という問題も出ます。
◆だから長文を読む中で正しい単語の意味を探る、長文を通して単語を身につける(覚える)、という作業が必要になってくるわけ。



◆で、どうすればよいか。
古文を勉強している受験生なら単語集を何か一冊持っているでしょう。
まずはそれをしっかり覚える。それは最低限必要です。
それに追加して、模試や過去問などに出てきたものをノートなどにまとめよう。
代ゼミの望月先生は教科書に出てきた単語(いわゆる「教科書単語」)をまとめることを推奨していた。これも有効な方法だ。

※なお、最初に350~400語がセンターに必要と書いたけど、
収録語数が300語前後の単語集を使っている人でも買い換える必要はないよ。
そういう人は長文中の単語を多めに覚えればよいだけだ。
また、300語くらいの単語集でも関連語・派生語を入れれば350~400語になる、という本もある。
だから関連語・派生語はおろそかにせず、チェックしていこう。

◆理系で古文はセンターだけ、単語集なんて持ってません、という人は・・・
望月光のセンターはこれだけ!古文

の巻末に、必修古語280語が入っているので、それを使うのもよいよ。
やっぱりこれだけでは足りないので、模試や過去問を解く中で補強していこう。



◆こう書くと、えー古文単語覚えるだけでもそんなに辛いのかーという声が聞こえてきそうだ。
古文にかけられる時間も限られてるしね。

◆いやね、実のところ、単語をギチギチに覚えてなくてもそれなりに点は取れますよ。単語をたくさん覚えればそれだけ楽・有利、というだけです。やっぱりこのブログでは安全策を紹介していきたいのでね・・・

◆記憶力に自信のない人は、長文に慣れて、その中で単語の意味を取る訓練を重視していけばいい。推測力、解釈力を鍛えるのだ。
「単語知らないのが出たらどうしよう・・・」ではなく、「知らなくてもなんとかしよう」のつもりでやっていこう!
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タグ : 高校国語.古文_センター対策 センター対策.国語

センター古文の傾向と対策について、何回かに分けて書こうと思います。
今回は「出典」と「過去問」についてです。

◆時代としては、平安~江戸まで、幅広く出題されている
普通の大学入試では、平安時代の作品、いわゆる中古和文がよく出されるわけです。
センターは室町・江戸の作品も好んで出されるあたりが注意。一時期は江戸期のものが集中して出されていた
高校の教科書ではこのあたりの学習がおろそかになりがちだ。高校の授業に加え、自分で問題集を買って対策する必要があります。

◆ジャンルとしては、物語・説話から出される事が多い。これは普通の大学入試と同じです。
ただ、09年追試に歌論が出されており、こういうのは読んだことがないと面食らう。
やはり一応は様々なジャンルの文を読んでおくのがいいだろう。

センターはマイナーな作品から出題する場合が多い
これは大きな特徴。教科書に載っているような有名な作品は意図的に避けられている。特定の出版社の教科書に載っているものだと有利不利が出るからね。
また、いわゆる高校・予備校の「的中」を避けるためでもあります。
だから文学史上は重要でないものもしばしば出されます。(僕が聞いたことのないようなものも出てます笑)
古文の場合、これまで読んだことのある文章だと途端に解きやすく有利になる。純粋に読解力を計るにはマイナーな作品から出すのがよい、という判断だろう。



◆いろいろ書いたけど、これらはマーク型の模試を受け、模試問と過去問を解けば気にすることはない。
ちゃんとした模試(代ゼミ・河合・駿台のもの)なら、そのあたりは絶対考慮してるからね。
◆模試を受けるのは必須。時間制限・センターの緊張感に慣れるためにもね。
受けた模試はもちろん復習しよう。
◆要は国立大二次試験対策しかやってないとセンターの傾向に対処しきれないので、センターを甘く見ずに勉強しよう、ということ。
というかセンター古文はガチで解くなら大学入試の平均レベルよりも難しいので、決して甘く見ることはできません。
センター模試は3回前後受け、過去問模試問は合わせて最低でも10回分解きたいところだ。



◆過去問はどの出版社のものでもいいけど、僕の勉強法では、
現代文の過去問は二種類の出版社のものを買い、自分が間違った箇所は、両者の解説を見比べることをお薦めしている。現代文は、予備校によって解説の仕方が違うことがあるんで。
◆河合塾と駿台の過去問を使うのがバランス的によいだろうか。(古文漢文は、解説はほぼ同じだと思うから、わざわざ見比べなくてもいいけどね)
・大学入試センター試験過去問レビュー(河合出版):
黒い表紙。23年収録という膨大な量が売り。

・大学入試センター試験過去問題集(駿台文庫):
青い表紙。実物と同じ大きさというのがいい。6年収録。解説がほどよくまとまっている。


◆いきなり過去問模試問だときついようなら、各予備校のマーク型の基礎問題集を利用しよう。
河合塾だと「マーク式基礎問題集」。河合のものが三大予備校中で一番易しいです。


過去問は12月頃になると売りきれる場合があるんで、早めに買っておこう。

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