元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

2019/051234567891011121314151617181920212223242526272829302019/07

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


◆著者は代ゼミの重鎮・土屋先生。
大学教授もされており、有名なだけでなく、教育法に長けた方だ。
◆222語を収録。古文単語は200語が「基本」、200~400が「標準」にあたる。
この本は見出し語だけだと「基本」にあたるレベルですね。
ただ、関連語を含めると400語以上をカバーしている。
◆関連語は左下の<応用>という欄にのっており、スペースの都合上、意味の説明などはあまりない。
しかし、例えば「なべて」の項目で、
<応用>「普通でない」意を表わす語は、なべてならず、なのめならず、なのめならず、例ならず、おろかならず、ただならず、…(以下略)
などと、同じ意味の単語をズラッと並べてあるものは非常に使える。これらを何度も音読すれば、同義語が自然と頭にしみつくのだ

◆構成は1単語1ページ。計222ページ。シンプルで使いやすい。
◆この本は、「何を覚えるべきか」をズバリ示してくれてあるのがありがたい。
つまり、「入試では、どのような知識が必要とされるのか」をビシッと強調しているので、古文の初学者にはうってつけなのだ。
「最小限の情報で最大限の効果を。無駄は一切省く」という代ゼミの精神を体現した本。

◆例文を訳すと解釈の練習にもなる。最初は例文を現代語訳と照らし合わせてどんどん進め、慣れてきたら頭の中で訳すというのがよいと思う。 とにかく例文が命なので、軽く見ないように。

◆目次も非常に使える。一例をあげると、
ウタテとは嫌だ不快だ情けない
単語の複数の意味が一文に凝縮されているよね。
何度も何度も音読することで、短時間でも数十語単位での確認&復習が可能。
目次をコピーして、常に携帯して暇な時に見る、というのも良い使い方だ

◆収録語数的に、難関大までの対応はきついかもしれない。だが、まずはこの一冊を完璧に。足りなかったら他の単語集で補ったり、長文に出てきた単語をノートにまとめればいい
◆古文初学者、高1・高2生には特におすすめの単語集だ。
スポンサーサイト

タグ : 高校国語.古文_単語

もう夏休みですね。
今日は、高1から受験生まで幅広く使える古文参考書を紹介します。
受験生は夏にやれば、1日1項目・2週間で、ひととおり完成します。

その名も
新・古文単語演習ノート(日栄社)


古文読解に必須な265個の解説&現代語訳の演習という体裁。
非常にシンプルです。

大学入試に必要とされる古文単語の数は400~500。
そのうち、特に設問にからみやすい基本単語は200~300語(これくらいはセンターのみの受験でもしっかりと身につける必要がある)。
この本一冊で、基本単語をカバーすることができるのです。
この本の特長をあげましょう。

1.安い
税込み357円。昔は単色刷りで250円だった。この安さ!出版社の良心がひしひしと感じられる。


2.構成がシンプル
今の参考書にありがちなイラストや、無駄な雑談などは一切無い。
  単語説明欄を暗記→
  自分で訳をつくる→
  答え合わせ

この繰り返しである。たまに総合演習という長文問題が入る。

3.多義語にも対応
市販の古文単語集では不足しがちな多義語の演習がよくできる。1語につき2~3題の問題というのはざら。
例えば、「ものす」(ある・いる・行く・来る・言う・食う…など、様々な動詞の代わりになる)では、
なんと7つも現代語訳の問題がのっており、文脈を考慮して意味を決定するという単語学習の王道が実践できる。

4.最小限にして、きめ細やかな解説
シンプルではあるが、必要なことはきちんとかかれている。
訳語も精錬されている(特に形容詞)ので、覚えやすく応用がきく。

「いみじ」「ゆゆし」は連用形だと、「非常に」のように意味が変わる。このように、語法面にも詳しい。

「さらぬ」は漢字表記によって、「然らぬ」(=そうでない)「避らぬ」(=避けられない)と意味が分れるが、このようなところにまで説明が行き届いている。しかも簡潔に、だ。

5.全て現代語訳問題という潔さ
古文単語は地道に演習しないと身につかない。
古文単語集を使うと、めんどくさがって例文を読まないということも多いのでは?
いざ現代語訳に直せと言われると案外出来ないもの。特に敬語の訳なんかはね。
この本は、自分で訳を書くため、手作業を通して覚えられるし、機械的にではなく文脈を考慮するという癖もつく
なお、問題はほとんどが有名出典から。その点も評価できる。


僕が予備校でバイトしてたとき、これを薦めてたらかなり好評でした。
東大志望の子も確認に使ってたよ。敬語の訳がてんでダメだったんで、添削してあげてたよ。

僕は未使用のものをいとこから貰った。250円(当時)だし、大した本じゃないかなーと思ったのだが、やらないのも勿体無い。
長期休暇のときに確認のつもりで使ったら、直訳の良い演習になり、得るものは大きかった。

解答は訳だけなので、不安な箇所について質問できる人がいると、なおいいかな。
あくまで古文単語の本なんで、困ることはほとんどないと思うけどね。
正しい訳をつくるために、できれば助動詞の意味くらいでも押さえてからやった方がいいです。
でも、高1・2生でも十分使えますよ!

ノートに繰り返してやるもよし、直接書き込んでもよし。
何度も音読して、例文がすらすらと口について出るまでマスターしよう!

タグ : 高校国語.古文_単語



実戦トレーニング古文単語600の実質改訂版。全面的に書き直され、遥かに使いやすくなった。ちなみに、実戦トレーニング古文単語600は見開きにして、問題をつけるというスタイルの先駆けである。その後、類書が後を絶たないことから、この本の影響力はおしてはかるべし。
著者は代ゼミの講師をやっておられる。その内容の信頼度は言うまでもない。

大学入試に必要な単語数は大体400~500語といわれている。この単語集は、見出し語470語、関連語含めると計630語。重要語300語に★がついている。
市販の単語集でもトップクラスの収録語数。これだけの語数があれば、どこの大学でもまず困ないだろう。これに載っていないものは、問題を解いていく内に出てきたものを追加して覚えればよい。
重要語を中心に見れば、センターにも利用できる。
収録語数が多いので、まずは★だけを最後まで通して見るとよいと思う。
古文単語集は、とりあえず一度最初から最後まで通して見るのが大事である。

入試でどのようにして問われるか書いてあったり、欄外コラムに面白情報が書いてあったりして、飽きさせない作り。
左ページには簡易練習問題(そのほとんどが入試問題から採用)がついていて、しかも解説も付されている。使いやすい。

もしかしたら、単語の意味がたくさん載っていて覚えにくいという人もいるかもしれない。
そういう人は、まずは、①②③…のうち、それぞれ1つを選んで覚える。
例えば、
 ・わびし
  ①心細い・さびしい・もの悲しい
  ②つらい・苦しい・困る・やりきれない
  ③みすぼらしい・貧しい
では、「心細い、つらい、みすぼらしい」を最初に覚えるということ。
単語の意味欄の下に、補足説明で「がっかりと気落ちした心持ちをいう語」とあり、このような単語のイメージを頭に植え付けて、それから現代語に置き換えていくというのも非常に有効。僕も、特に形容詞はそのようにして覚えてます。

だいじょうぶ。左ページの練習問題をやれば、どの意味が重要なのか自然とわかってきますよ。
ひたすら実戦演習あるのみ!


慣用句、古典常識(特に漢字問題は私大に頻出)は後ろの方にあるが、これらも非常に重要なので、後回しにしないように!

タグ : 高校国語.古文_単語

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。