元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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古文の上級者向き問題集・参考書、記述対策問題集の紹介です。
おすすめ古文長文問題集(基礎~入試やや易レベル)
おすすめ古文長文問題集(入試標準~やや難レベル)
おすすめ古文長文問題集(入試難レベル)

★が多いほどおすすめ(最大5つ)。

入試精選問題集古文
★★★☆☆

◆入試のやや難中心。難レベルも含む。
中堅~難関私大と中堅国公立の、実際の入試問題を収録してある
国立大は大学レベルこそ中堅だが、ハードな記述問題を含み、大学名以上に難しい。
予備校に行ってない人は難しく感じるかもしれないが、このレベルが実際に出題されているんだ。
難関大志望の人は頑張ってやろう!
◆解説は単語・文法面が中心。
古文本文が相当難しいものを含むので、どう読み進んでいったらよいか、という内容面の解説がもっと充実してほしいところだ。
これは河合の他の古文参考書にも言えるが…まあ実戦問題集として使えばいいでしょう。
※古文本文の読み方については、「土屋の古文講義1」、「はじめの一歩古文読解問題集」などを利用しよう。
記述問題の解答には採点基準明記
◆このレベルが出来れば、他の受験生に遅れをとることはないはず。
23題だが、復習にも時間がかかるので、夏~2学期でじっくりと取り組みたい。
※駿台の『古文必修問題集』は内容面の解説が詳しく、
河合の『入試精選問題集』は文法・単語が詳しい感じです。


最強の古文
★☆☆☆☆
Z会のHPや提携書店で購入できます。
この本は使い所が難しい。近世の作品など、普通の問題集では手薄になりがちなところをカバーするための本だ。志望校が出題する作品の傾向(時代・ジャンル)がはっきりしている場合に、補助的に使うとよい。
◆なにしろ50問もあり、普通の人には不要な問題を含むので、やみくもに全部やるのは得策ではない。(この本は古事記・万葉集で始まるが、現在の入試ではこれらが単独で出題されることはまずありません。
さいわい、ジャンル別・時代別になってるので、志望校の出題傾向を見て、問題を絞って取り組むべきだ。
◆「最強」かどうかはともかく、歯ごたえのある問題が選んである。他の問題集を終えてからの使用になるだろう。
使うとすれば、冬~直前期に、過去問も終えて、もう他にすることがなくなった人か。
◆設問形式としては私大色が濃い。設問は著者の手が加えてあったり、追加されていたりするもよう。ときおり設問に古くささを感じるのが難点である
この本は初版が1993年だが、その元となった「古文セミナー」は今から30年以上前の本。全体的に古いのは仕方ないか。
繰り返すが、ジャンル・時代を絞って使うのが吉。

得点奪取古文
★★★★☆

記述対策で有名な本。国立大を受ける人に好んで使われている。
ものすごい難問は無いです。旧帝大レベルだと、過去問演習などでもう少し上乗せが必要か。
◆レベルとしては中堅にあたる国立大でも、難しめの記述問題が出たりする。
だから過去問を自分で見て、記述問題が多かったらこの本を使おう。実戦演習として冬~直前に使うのがいい。
この本は「仕上げ」に当たるので、単語・文法はしっかり学習していることが前提である。
本文の内容把握(主語の判定や本文をどう読み進めたらよいか)について弱いのが難点。
(難しい問題は、単語・文法ではなく内容が難しいから)
※古文本文の読み方については、「土屋の古文講義1」、「はじめの一歩古文読解問題集」などを利用しよう。
◆第1部で記述問題の対処法を学び、第2部のオリジナル問題で実践するという構成。
実例答案・採点基準付きで、一人で添削できるのがいいね。

ライジング古文
★★★★☆~★★★★★(基礎の固まった人に向く)

◆やはり記述対策として。難関国立大の問題中心。
◆テーマ別になっていて、導入問題で着実に力をつけることができる。
まずは導入問題だけ通してやり(冬までに)、冬期・直前期に入試問題に取り組むというのも一つのやり方だ。
◆東大はこの本のレベルができれば安心だが、京大はもうちょっと過去問で演習したほうがいい。
◆「得点奪取古文」は演習重視だけど、「ライジング古文」は実力養成用としても使える。
また、「得点奪取古文」はオリジナル問題、「ライジング古文」は実際の過去問中心というところも違っている。

この本については過去に記事を書いたので、参考にしてください。
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タグ : 高校国語.古文_長文読解

入試標準~やや難レベルの古文問題集をあげます。
おすすめ古文長文問題集(基礎~入試やや易レベル)
おすすめ古文長文問題集(入試標準~やや難レベル)
おすすめ古文長文問題集(入試難レベル)


◆入試古文で点を取るには単語・文法をやることが絶対必要。
※ちなみに、単語・文法についてはこの記事も参考にしてね。

でも、単語集・文法問題集をやっただけでは十分とは言えません
なぜなら、入試では単語も文法も、長文という文脈の中で問われるからです。
◆例えば多義語(複数の意味を持つ語)の本文中での意味が問われたとする。
選択肢のAもBもCも、単語集には載っている。でも、文脈を考慮するとAとCは不適切…で、結局Bが正解 
こういうのは前後の文脈を把握していないと解けないよね

◆それから、難関大では、単語集に載っているそのままの意味ではなく、(文脈に合うように)適当に言い換えて選択肢を作ることがある。
単語集に頼りっきりの人は「あれ、こんなの単語集に載ってなかったよー」と思ってしまうわけだ。

だから、単語集を使うのは良いことなんだけど、ある程度学習が進んだら、長文も読むようにしよう。

受験生は遅くとも夏頃から長文中心の学習に切り替えていかないとまずい!週に1~2問は解きたいところだ。
基本単語・文法は1学期のうちに完成させるつもりでいこう。
◆はじめは簡単なものからでよいので、積極的に長文を読んでいこう。

以下、問題集の紹介。だいたい、下に行くほど難しくなります。
★が多いほどおすすめ(最大5つ)。


中堅私大古文演習
★★★★★

◆その名のとおり、中堅私大の問題を集めたもの。
MARCHが第一志望の人は、夏~2学期くらいまででやろう(その場合、易しい問題集と組み合わせよう)。
その後に過去問演習につなげればいいよ。
(古文で差をつけたい人は、もう1冊難しめの本をやってもいい)
◆早稲田など難関私大の基礎固めにもいい。この場合は夏中に終わらせよう。
過去に記事を書いたので、参考にしてください。

土屋の古文講義2(代々木ライブラリー)
★☆☆☆☆

◆同シリーズの1を終えた人が、問題演習用としてやるものとなっている。
解説は1ほど丁寧ではありません。ツボをおさえた感じ。
私大受験生を意識し、様々な問題・設問形式が用意されている。
ただ、問題が古く、現在の入試には傾向が合っていないところもある。
◆無理にやる必要はないと思う。土屋の古文講義1が気に入って、かつ、土屋メソッドで訓練したい人用かな。

はじめの一歩古文読解問題集
★★★☆☆~★★★★★(使用時期・志望校による)

◆30題。この本は、とにかく「本文を正確に読むためにはどうしたらよいか」ということに特化している。解説の語釈・文法の詳しさは類を見ない。
◆設問は、「主体を答えよ」「主体や語句を補って現代語訳せよ」というものがほとんど。あとは文法に関する問かな。
 あ、主体=主語、客体=目的語、と思っていいです。
受験生の盲点をつくような問いが多いので、しっかり頭を使わないといけないぞ。「考える古文」だな。
古文本文を確実に読解し、単に点を取るだけじゃなくて、さらなる高みに登りたいという人におすすめだ。
傾向としては、国立大、特に正確な解釈が求められる東大志望の人に有益である。
◆本の性質上、即効性はないが、高2くらいから読んでおくと、古文に対する考え方が変わると思う。
「土屋の古文講義1」とあわせれば、本文の読解は万全だ!
◆なお、同著者の「古文解釈 はじめの一歩」の参照ページがあげられてるが、別にこの本単独で使っても支障はない。
(「古文解釈 はじめの一歩」も良書であるが)


毎年出る頻出古典
★★★☆☆~★★★★☆(品詞分解が載っているので使用用途によってはとても良い)

◆古文・漢文がセットになった本。著者は元代ゼミのベテラン先生。
別冊解答に本文の品詞分解までついている、ありがたい本。頻出問題を集めてある。
◆難易度は中堅~やや難の国立レベル。一題の中で記述問題・客観問題に分かれてるので、私大志望の人も使える。
基礎が固まった国立志望の人は夏~2学期にやるといい。記述問題が結構骨があるので、難関大志望の人が夏にやるのもいい。
◆設問解説も詳しめなんだけど、今の受験生はもっと「解法パターン」みたいなのを求めるかもね。
過去に記事を書きました

関関同立大古文 改訂版
★★☆☆☆~★★★★☆(志望校による)

◆関西の上位校、関関同立対策にはこれを。難しめの私大対策としても使える。
◆各大学、過去問3題+オリジナル問題1題。計16題。
◆解説は適度にまとまっているよ。
この本ならではの「ウリ」といったものに欠けるのけど、過去問の代わりに使っていいんじゃないかな。
2学期~冬にやるといいだろう。

古文必修問題集 (実戦編)
★★★☆☆

◆入試の標準~やや難レベル。国立・私立両方に対応でき、バランスがよい
◆解説はかなり詳しいが、カラーでは無く、文章のみなのでやや見にくい。
◆全問オリジナル問題。練られた良問が多く、徐々に難しくなるので、標準レベルが固まった人がさらに実力をつけるのによい
硬派な参考書が好きな人向きです。
(ぼくはこういう本好きなのだけど、今の受験生には受けが悪いかもしれない)

タグ : 高校国語.古文_長文読解

古文の長文問題集・参考書(基礎~入試やや易レベル)の紹介です。
おすすめ古文長文問題集(基礎~入試やや易レベル)
おすすめ古文長文問題集(入試標準~やや難レベル)
おすすめ古文長文問題集(入試難レベル)


高1・高2のうちに古文をやっておくと、受験時に楽だ(個人的体験含む)。
高1・高2で予備校に通っていない人は、1年に最低20題くらいは教科書(や学校の宿題)以外の長文を読もう。
予備校に通ってる人は、授業中に大体それくらい解くからね。
※単純計算で、2週間に1題でも1年に25題はこなせるぞ。休まず、地道に、が語学学習で大事なのだ。


◆文法を終えた人が長文問題集をやるときのコツだけど…
古文は助動詞が大事だ!!
本文をコピーし(拡大コピーが良い)、本文の脇に、助動詞の意味(「受身」・「婉曲」など…)を書き入れていこう。(できれば活用形も書き込むとなお良い)
「受身=受」、「婉曲=え」、「意志=意」とか、略称は自分で工夫してね。
◆・『集中2週間完成古文(高校初級用)』では、全ての助動詞の意味が書いてあり、使いやすいぞ。
『古文上達 基礎編 読解と演習45』も、重要な助動詞の意味が載っている。
これらの参考書を使えば、助動詞の意味把握が自習できるぞ。おすすめだ。

◆さらに、長文を読むときに意識してほしいのは、主語をつかむこと
本文中に出てきた、「人物を表す言葉」(人名や、「姫君」など)は四角で囲もう。こうすると、ぐっとわかりやすくなるぞ。
主語が省略されていたら、自分で脇に補って書いておく。
この作業は教科書の長文を読むときにも大事だ。予習段階で実行しよう。


以下、おすすめ問題集を。おおむね、簡単なものから難しいものへ配列してあります。
★が多いほどおすすめ(最大5つ)。


集中2週間完成古文(高校初級用)
★★★☆☆~★★★★☆(品詞分解が載っているので使用用途によって有用)

おそらく、市販の古文問題集では最も易しい部類。高1レベルです。
◆安いし、基礎文法の確認になるので、ほんとに苦手な人はここから始めるといい。
◆過去に、使い方などを含めて記事を書きました

マーク式基礎問題集
★★★★☆

◆センターよりはだいぶ易しいが、基礎固めとして。
易しいところの私大対策にもなる。問題数をこなすのによい。
別冊解答は単語や文法の復習がしやすい。全部問題を解いたら、これを通して読むだけでも良い復習になる。

土屋の古文講義1(代々木ライブラリー)
★★★☆☆~★★★★★(合うか合わないか人による)

古文の長文を実際にどう読んでいけば良いのかを本音で語ってくれる本。
古文指導のベテランが書いただけあって、地味だが、内容は非常に良い。
問題数が少なく、講義調なので飽きにくい。
これ1冊やって、古文の見方が変わったという人もいるよ。
中上級者でも、今まで古文を適当に読んできた、という人は一度読んでおくとためになるかもしれない。
◆活字が古くさく、中身は黒一色なので、受け付けない人もいるかもしれんが、僕のお薦めだ。
カラーではないので、自分で大事だと思ったところをマーカーでチェックしよう。解説を繰り返し読むこと(3回は読もう)
◆おそらく易しい私大の、実際の入試問題を使っている。が、生の入試だけあって、設問にはたまに解きにくい問題も含まれる。そのあたりの処理も参考になる。

高1からの望月古文講義の実況中継(語学春秋社)
★★★☆☆~★★★★☆(独学で古文やる人には評価高)

◆高1レベルから大学入試古文へとつなげられる。
高1・高2レベルの実際の予備校の授業が元になっているので、予備校に行っていない人は参考になるだろう
入試で最重要なポイントをおさえてあるよ。語り口調なので読みやすい。何度も何度も読み込もう!
この本については、以前記事(←クリックでジャンプ)を書きました。

古文上達 基礎編 読解と演習45(Z会出版)
★★★★★
Z会のHPや提携書店で購入できます。
◆量が多い。はじめるのなら早めに。できれば高1・高2のうちからやっておきたい。
長文5題くらい解いたら一旦区切ってそこまでの復習をするという感じで、地道に進むのがいいだろう。
◆難易度としては、高校入試レベルから始まり中堅私大レベルまで。徐々に難しくなるので、無理なく力がつく。
前半は高校1・2年の(難しくない)模試のレベルなんで、高1・高2生でも取り組めるぞ。
古文に不慣れな受験生は、この本で単語と文法を身につけよう。
◆文法パートと長文パートが交互になっているので、よい文法の復習になるよ
別冊解答も本文解説が充実していて使いやすい。
題材が説話類にかたより気味なので、そこが気になる人はもう一冊これより難しめの本をやるといいよ。
(古文で読みやすいジャンルは「説話」なので、そのあたりが関係している)
完成度が高い本古文が易しめの私大は、長文問題集はこれ1冊でよいくらいだ。コツコツ型の人におすすめの一冊だ。

短期攻略センター古文
★★★★☆

◆河合の「マーク式基礎問題集」より難しめ。良問・頻出問題が多い。解釈問題の説明の仕方がいい。
センター向きではあるが、私大対策としても使えるだろう
選択肢の作りは素直なので、本文が読めていれば自然に設問も解けるという感じだ。実力養成用としてよい。

タグ : 高校国語.古文_長文読解

使用対象者:東大・京大を始めとする難関国立大受験生。
使用時期:二学期~冬期・直前期。
使用目的:記述力・読解力の養成。
おすすめ度:★★☆★★~★★★★★(単語・文法の固まった人には特におすすめ)
(★が多いほどおすすめ。最大5つ)



ほとんどが記述問題で、河合塾の『得点奪取古文』と並び、国立二次対策に役立つ。

河合塾が、本文の読みより設問の解き方・ポイントの押さえ方を重視するのに対して、
こちらは本文自体の読解もふみこんで説明してある(記述の書き方も丁寧でわかりやすいが、河合のようにポイントを点数化していない)。
得点奪取は演習用ライジングは実力養成用と言えるかな。

以下、追記で詳細を。
[ライジング古文 レビューと使い方]の続きを読む

タグ : 高校国語.古文_長文読解

使用対象者:高1・高2(古文苦手な人でもOK)/受験初期
使用時期:一通り文法を終えてから。
使用目的:古文長文の現代語訳を自分で作れるようにする。古文の基礎固め。模試での点数アップ。



おそらく、市販の古文問題集では最も易しい部類。高1の夏期もしくは冬期課題として出されるくらいだろう。
古文が苦手な人は、単語・文法をやった後、この問題集から入るのがよい。※最低限の文法(用言の活用、助動詞の意味・活用・接続)は必須。単語は多少おろそかでもよい。

この問題集の長所は、
・薄い
・安い
・解説がよい

この3点である。

薄いのは大事である。苦手な人は、まず薄いものを徹底的にマスターするのが成功への近道。
厚いとそれだけで嫌になるからね。
薄いといっても、長文15題。設問は、文法問題の比率が高いので、良い文法の復習になる。
基本チェック問題は、中にはやや難しいものも含まれるので、あまり気にしなくてよい。

また、安価である。320円と、良心的なお値段。

解説は、長文1題につき、見開き2ページ。これが使いやすい。
本文の右に品詞分解、左に訳という構成。品詞分解がありがたい。
右下には文学史の説明。ぜひ読んでおこう。第8日以外は頻出の作品ばかり。これくらいは覚えておきたい。



使い方。
高1・高2で苦手な人は、本文をノートに写す。
そのときに、5~6行空けて写していこう。
これは、古文本文の左側に現代語訳を、右側に助動詞の意味・活用形を書いていくためだ。
つまり、

(添削用の空行)
助動詞の意味・活用形。係り結びのチェック。
古文本文
現代語訳
(添削用の空行)


となるようにするんですね(↑右に90度回転して読み取ってください)。
要は、別冊解答書の右ページを自分で作成してみるのです。本文写すのが面倒な人は、本文を拡大コピーしてもよい。各自工夫してください。

①現代語訳は、辞書を引きながらでよい。むしろ苦手なうちは辞書をバンバン使っていこう!
②解答書では品詞分解をやっているが、自分では助動詞だけ書き込めばよい。古文は助動詞が大切!助動詞がわからなければ点数にならない。
③係り結びもチェックしよう。係り結びは、入試古文では超頻出。知らない人は、文法書でまっさきに確認しよう。

そして、設問を解いた後、解答書を見て、添削すると。

(例)  ※右に90度回転して読み取ってください
         連用
     完了・終止 過去・連体        過去・連体
書きつけたり     けるなん、今までありける
書きつけた        歌なん、 今まで残っていた。
               歌が

※太字になっている「なん」と「ける」は係り結び。別冊解答書のように、線で結ぼう。


時間のあるうちに、これをやると力がつくよ!
連用→用、連体→体
などの略記を使うとよいだろう。(解答書の一番後ろに略号一覧が載ってます)

仕上げは音読。何度も読み込んで、音読すると同時に意味がとれるように持っていこう。
とにかく、この一冊を完璧だと思えるまでやろう。そうすれば古文の基礎が身につくよ!

タグ : 高校国語.古文_長文読解



高1レベルから大学入試古文へとつなげる一冊。
長文(と言ってもかなり短いものもある)7題から成る。

高校の普通の授業と、予備校の授業とで何が違うか?
それは、
1.高校:未知の単語を全て説明。
  予備校:単語は重要なもの(入試で必須なもの)に限って板書。
2.高校:現代語訳中心で進む(多くは生徒に当てる)。教科書には、設問は基本的に無い。
  予備校:現代語に直すだけでなく、設問をいかに解くかも説明。
3.高校:定期テストには授業で扱った範囲が出る。従って、文法なども丸暗記でゴリ押しできる。
  予備校:初めて見る問題が出る。単なる暗記ではなく、読解力も必須。
となるだろう。

高校の授業では、先生が訳を言って終わり、というところもあると思う。そもそも、現在の体制では、古文の授業に満足な時間が割かれない。生徒の方も、古文と聞いただけでやる気をなくす人もいるんじゃなかろうか。結果、入試直前まで手付かず、古文で失敗…なんてシャレにならんぞ!
古文は語学だから、急には出来るようにはならない。高1・高2からの、早め早めの対策が必要。

「対策と言っても、高校の授業だけではちょっと不安。大学入試古文にどれだけの知識が必要か知りたい。でもたかが古文のために予備校には行けないし…」そんな思いを抱く高校生も多いだろう。

この本は、実際の予備校(著者は代ゼミの先生)での授業を元に書かれた実況中継本なのです。
生徒(実在する人です)が登場し、先生とやりとりをするので、古文が嫌いでも抵抗なく読めるでしょう。

第1・2回を使って、古文の勉強法について書かれている。
・入試問題を解くときの心がまえ、
・古文単語の覚え方
・文学史はどの程度覚えればよいか?

これらの情報は非常に有益である。特に古文を自習する人にとってはね。
ただし、p.7の「(望月先生が受験生の頃)センター試験のとき、古文は躍起になって七回ぐらい読んだで。」というのは、今の入試で実践するのは難しいかな。
特に最近は古文の長文化が著しく、2回通して読むのも大変だからね。ただ、予習段階で本文を何度も何度も読むというのには賛成です。


レベルとしては、高1・2の標準クラス、高3の基礎クラスにあたるかな。たぶん私立大学の入試問題も含まれている。
中学卒業程度でも読める(ターゲットは全くの初心者、ということになっている)。ただ、文法はざっとやっておいたほうが良いかな。

この本、会話体ですごく読みやすいんだけど、それだけに受身の読み方だとあまり身につかない。(これは実況中継シリーズ全般に言える)
長文問題中心で、重要単語・文法を、出てくるたびに解説するという方針だから、きちんと知識を体系だてて教えるというわけではない。まあ文法書じゃないから仕方ないね。
・自分であらかじめ別冊の問題文を読み、全訳を作ってみる(予習にあたる)
・説明(つまりこの本の本文ですね)を読む。知らないことはマーカーでチェック!
・復習の時に、重要事項はノートやカードに書き出す

以上のことを心がけないと、ただ読み流すだけになっちゃうよ。

古文への抵抗をなくし(←これ重要)、大学入試古文をかいまみる、そういう目的としては非常に良い本だと思います。知識的にこれ一冊で万全、というわけにはいかないが、入試古文がどのくらいのレベルかということが大体つかめるんじゃないかな。他の本へもスムーズに移行できると思います。

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今日は、あまり知られていないけど良い問題集の紹介です。正統派でオーソドックスなので、さまざまな利用法に堪えうる。特に、国立志望の人が2学期からやるのに適しているんじゃないかな。

「頻出古典」というだけあって、まさしく入試に頻出のものを厳選してある。
頻出の場面というのは、大学教授が聞きたいポイントが詰まっているからこそ頻出なのだ。質的に優れているので、古文漢文の力をつけるにはもってこい。

別冊解答が詳しい。古文は、品詞分解まで書いてあり、そのような問題集がほとんどない中で、これは貴重。全ての単語を自力で品詞分解する必要はない。しかし、よくわからないとき・気になったときに、自分で調べられるというのは強み。
本文を拡大コピーし、助動詞の活用形と意味を一つ一つチェックして(書き込んでいって)、解答で確認するという使い方もできる。
こうすると、文法から長文読解へのリンクができる。
また、問題文が濃密で、かつそれほど長くないので、古文の全訳・精読にも向く。
(※漢文は全訳まではする必要ないかな。)

漢文編の解説もいいよ!単語・助字・句形が非常に詳しくまとめられている。何度も復習しよう。
諸子百家陰陽五行説など、漢文を理解するのに必要な背景知識も分かりやすく書いてあります。

設問が、基本問題と応用問題とに別れているので、自分の志望校に合わせた学習が可能。難易度としては、頻出だけあって、標準~やや難レベルが多い。国立志望の人はやっておきたいレベル。
応用問題が自力で解けない人は、参考問題扱いして、解説を見て理解するという使い方もできる。
記述対策もできる。記述問題の説明はものすごく詳しいというわけではないけどね。物足りない人は、河合出版の『得点奪取古文』をやろう。

古文問題の著者は元代ゼミの永橋先生で内容は信頼できる。ぼくイチオシの問題集です。

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使用対象者:中堅~MARCHレベルの私大。(得意不得意に応じて)私大一般。
使用時期:MARCH志望は夏期以降に。早稲田などの難関私大志望は1学期~夏に。
使用目的:中堅私大の実際の問題を解く。



受験業界で、MARCHという略称がある。
明治・青山・立教・中央・法政
これらの大学を指します(ひとくくりにするのはちょっと乱暴ですけどね…)。最近は学習院を加えることもある。
国立・最難関私立の滑り止めで受ける人もいると思います。

今日は、MARCHレベルの古文攻略に最適な一冊をご紹介しましょう。

<特徴>
・実際の入試問題を収録。無茶な難問もないし、中堅どころの入試の実態がよくわかる。
・設問の解説が詳しく、全訳中に重要単語の指摘がある。
・巻末に文法の識別などについて、見やすいまとめがある。
・マーチまではこれを軸にやるとよい。




予備校でもよく指摘されていることですが、近年は大学入試の古文がどんどん易しくなってきている。私立大学だとその傾向が顕著である。

マーチまでは大体この問題集でいける。難しい学部を受ける人や、古文で差をつけたい人はもう少し難しい本で演習するといいけどね。



古文本文は、大学のレベルによってあまり差はない。あまりにも簡単な本文はどの大学も出さないです(難しいのはたまに出るけどね)。
難易度を何で調節するかというと、設問の作り方なんですね。
簡単な問題とは、本文が簡単というより、設問が甘いことが多い
本文で読みにくい箇所があっても、それを設問として聞かなければ易しい問題になります。
文法問題や単語問題は、本文全体の流れはわからなくても解けることも多い。これは読解力を問うていないわけで、単純な単語・文法問題が多ければ、問題としては解きやすくなる。
このことは、実際にこの問題集を解くとわかると思う。

まずは設問を解き、点数を取ること。それが第一目標。本文でわからないところがあっても、なんとか設問には答えてみる。「無茶なことは大学側は聞かないはずだ」と思ってね。
で、設問の解き方は、この問題集で十分身につけることができるでしょう。その意味では、即戦力の問題集と言っていい。

その上で、ハイレベルを目指す人は、本文の完全理解を心がけよう。設問になってないところも含めてね。
辞書など使ってもいいので、全訳を見ずに、自分で細部まで納得いくまで突き詰める。
この箇所が設問になったとしたら、自分は答えられるだろうか?」そう自問して、不明な点をなくしていくんですね。わかりにくいところは自分で訳を作ってみる。
こうすることで、中堅私大用の問題集を使って、難関大に対応できるだけの力をつけることができます。

古文は、まずは、基本単語と文法。これが鉄則!
少なくとも、夏の終わりまでにはがっちり固めよう!
さらに、ハイレベルを狙う人は、本文の徹底精読。自分でうんうん考えることで、記述力もあがるよ。

これが古文学習の王道です。
参考にしてくださいね。

タグ : 高校国語.古文_長文読解

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