元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

2019/07123456789101112131415161718192021222324252627282930312019/09

タグ:高校国語.現代文_センター対策 の記事一覧

| |

◆センター現代文の傾向として、特に頭に入れておくべきなのは二つ。
その1)問題文が内容的に難しい
その2)時間の割にボリュームが多い

◆その1に関しては、以下でとっかかりとしてやるべき本を2冊紹介するけど、ほんとに不得意な人は予備校に行った方が効率がよいかもしれない。(予備校でも些末なテクばかりおしえる所があって、そういうのは困るんだけど…)
その2については、本文の大事なところに線を引いていくだけでもだいぶ違うよ。視覚的に頭に残るしね。
センター現代文では、「各段落ごとに、おおざっぱな内容をつかむ」というのも重要なポイント。意識してやってみよう。



◆センターは上記のとおり、内容が難しめ。あまり現代文を勉強してこなかった人は、まず問題文そのものの読解がきついと思う。
だから、過去問をやる前にある程度、国語力・読解力をつける必要がある
導入本ですね。二冊紹介しましょう。

新・田村の現代文講義1(代々木ライブラリー)

「客観的に」現代文を解くにはどうしたらよいかを教えてくれる。本文の説明は、設問に関する部分をピックアップして書かれています。

入試現代文へのアクセス(河合出版)

現代文が不得意な人はまずこれを。易しいので、受験勉強の最初の1冊に良い。解説が豊富。変なテクはなく、読解力養成の本と言える。頻出重要語句の解説もあります
※この本には「発展編」もある。各自のレベルに合わせて選択してください。

「田村の現代文講義」が解法重視、「アクセス」が読解重視という感じかな。



◆ここからが本格的なセンター対策だけど、現代文については「過去問に始まり過去問に終わる」と言っても過言ではない。
模試問や予想問題集の類は、センター現代文に限っては良くないです。
(センターと傾向や問題の作りが違うことがあるため。古文漢文は模試問・予想問題でも全く構わないので、演習を積んでください。)
◆まあ模試を受けないわけにはいかないんですが、センター模試の点数は参考程度に考えましょう。
ただ、平均点以下だとさすがにまずい。実力をつけることを考えるべし。

◆センター現代文は問題形式が固定されてて、作りも一定の傾向がある。
これを分析した、いわゆる「センター対策本」もいくつか出されている。
過去問をやる前にこれらに取り組んでもよいでしょう。

ぼくのオススメをあげておきます。
解決! センター国語 現代文(Z会出版)

◆センター解法のテクニックを説く。
解くための「道具」を提示してくれる感じ。※簡単にいうと、「3つの戦略」という3パターンに当てはめて解く。こういうテクは好き嫌いが分かれるところなので、使うかどうかは各自判断を。選択肢の吟味は結構役立つと思うが。
◆実際に自分が使えないと意味がないんで、これを読んだら必ず過去問で練習しよう。
◆後半はオリジナル問題だが、当然この本のやり方で解けるように作ってある。
そういうのが気になる人は飛ばしてもいいよ。

センター試験過去問ベストセレクション現代文(駿台文庫)

◆過去問の中から良問と思われるものを選んだ本。
本文解説、設問解法ともにバランスがとれている。テクニックを使ってるという感じではないです。
◆小説の説明も、これくらいが良いなーと思う。無難な本です。迷ったらまずこれを!



この後、過去問演習。
各予備校(駿台・河合など)が出してる過去問をやればよい。センターは解答を公表してるので、答はもちろん各社同じです。
でも解説は異なってくる。

大学入試センター試験過去問題集 2013

◆駿台はこれ。現代文は、本文解説が充実。本文がわかりにくかったら目を通そう。
古文の解説がよい。問題の裏話的な事(出典や本文校訂について)も書いてあったりする。センターの出題がおかしい時には、その注記がしてある。指導者の参考になる。
◆ただ、紙面構成的に見にくい面がある。単語・文法のまとめは河合の方がよい。
色刷りではないので、解説を読み、自分で重要だと思ったところにラインでも引こう。

センター試験過去問レビュー国語 2013 (河合塾シリーズ)

◆河合塾。収録年数が一番多い。解説もかなり詳しい。
現代文は冗長と感じるほどなので、自分が間違えたところだけ確認する、というのでもよいと思う。
古文・漢文は単語や句形といった基礎知識が確認しやすいです。
年によって執筆者が違うんだろうな。レイアウトに統一性がないのがやや気になる。



過去問をやる時の注意点をいくつか書いておこう。
まず、必ず時間を計ってやること。
(現代文と古典を分けて解いてもいいけど、その場合でも時間を計ること)
各問題の時間配分は、何度か問題を解く中で、自分で決めていくのがよいでしょう。
◆どうしても時間が不足するという場合は、一度解答を時間内に作ったあと、
時間延長という形で解こう。
その際、最初に出した解答は消さないでおくこと。
こうすれば、「時間が足りなくて得点できないのか」それとも「単に読解力が足りないのか」が分かる。

それから、できることなら過去問は二つの出版社のものを用意したほうがいいです。
(河合と駿台とか)
過去問やってると、解説に納得できない場合が出てくる。
そのときに、複数の解説を見比べれば、自分が納得できる方を選べるからね。

◆センター1997年度~2005年度は、国語Iと国語I・IIとにわかれていた。
問題の性質は似ているが、国語Iの方が易しい。現代文が苦手気味の人、もしこれらの問題が手に入るようなら、国語Iからやるとスムーズにとりかかれるだろう。(河合の分厚い過去問だと収録されていると思う)

最後に、過去問は分析してこそ意味がある。
一度解いたら、次の日でも良いから、
自分が納得のいくまで「なぜここで間違ったか」を考えよう。特にセンター現代文は、本文に解答根拠があるように作られているはずなんだ。根拠を客観的に探すこと!
現代文は暗記じゃないから、妥協しないで考えぬくことが一番重要なのです。

とにかく、センター現代文は過去問中心!過去問分析でいこう!
スポンサーサイト



タグ : 高校国語.現代文_センター対策 センター対策.国語