元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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難関大用の物理参考書です。
基礎~標準は、
おすすめ物理参考書・問題集(基礎~標準)の記事を見て下さい。

★が多いほどおすすめ(最大5つ)。大体下に行くほどレベル(到達点)が高いです。


名問の森物理
★★★★☆(電磁気分野は★★★☆☆)

◆入試やや難(難問含む)レベルを集める。二分冊。
上位校受験者(私大・国立とも)はこれを軸として使用可能。
入試問題そのままではなく、改作が多いのは一長一短か。枝葉末節が削がれていて学習しやすいが、反面、問題文の読み取りが容易になりすぎるという欠点もある。
京大など誘導式の問題を出すところや、東工大のように問題文が長くて読解力が必要とされるところは、過去問演習で補って下さい。
◆解説はおおむね丁寧で、しかも頭に残りやすいようにレイアウトも工夫されている。
ただ、電磁気のところ(コンデンサー)などは、説明に混乱する人もいるかもしれない
電磁気は、代ゼミの為近先生の「解法の発想とルール」で解法を身につけてからにしたほうがよいと思います。


実戦 物理1・2重要問題集(数研出版)
★★★☆☆(質問できる人がいれば★★★★☆)

◆A問題・B問題に別れていて、A(130問くらい)は入試の標準~やや難レベル(全体的にやや難寄り)。B(15問くらい)はやや難~難。
標準以上の実際の入試問題なので、A問題でもすんなりとは解けないかもしれない。
もう少し簡単で手軽に取り組める典型問題を入れてほしいところだが…
◆毎年改訂されている。解説は以前よりは遥かに増したが、レイアウト的にごちゃごちゃしていて、重要なところと瑣末なところの区別がつきにくい。また、説明が教科書的であり、ある程度物理のことを分かっている人のためのものと感じてしまう。
ただ、このレベルができれば、ほとんどの大学では合格点をとれるだろう。
◆量も多めで、何週かする必要があるため、夏くらいから計画的に取り組みたい。
◆余分なものはなく、いかにも「問題集」という感じ。
淡々としていて、問題も難しめなので、下手すると途中で嫌になるかもしれない。
◆誰かに質問できる環境があると良いだろう。進学校では、学校採用のところも多いと思う。その場合には先生に質問しまくろう!


為近の物理1・2 合格へ導く解法の発想とルール―力学・電磁気(学習研究社)
★★★☆☆~★★★★★(目標レベルや使い方による)

◆この本は、教科書レベル~入試難問レベルと、幅広い問題を扱っています。詳しくは後述。

◆力学・電磁気のみだが、この2つは絶対入試に出る分野で重要。
◆「テーマ解説」は、公式のまとめやその使い方を書いてある。
初心者がつまづきやすいところをカバーしてあり、非常に説明が丁寧。カラフルで見やすく、編集にも力の入った本だ。
特に電磁気分野はとてもわかりやすいと評判。
他の本で分からなかった人はこの本を試してみる価値があるぞ!

◆「基礎例題」は教科書レベルなので、自力で解こう。
◆その後に「入試問題に挑戦」「入試問題演習」が続くが、これが難しい。一気にレベルが上がりすぎなのである。
実際の入試問題で、「入試問題に挑戦」は国立大の標準~やや難レベル、「入試問題演習」は旧帝大レベル(いわゆる難問中心)
初学者は、「基礎例題」から「入試問題に挑戦」へつなぐための問題集が絶対に必要
「入試問題に挑戦」は、解説が丁寧だから、これを買った以上はやったほうがいいんだけどね。ちなみに、「入試問題に挑戦」の問題部分だけコピーすると、解説と照らして使いやすいです。
「入試問題演習」は得意な人がやればいいと思うよ。
国立上位狙いの人が、基礎から積み上げるにはよい(2年のうちに買っておいて、「基礎例題」だけでもやるとよい)。全部やれば、最終的には難関大突破できるレベルに達します。


物理I・II標準問題精講(旺文社)
★★☆☆☆

難しい。決して「標準問題」ではありません(このシリーズ全般に言えるが)。
強いて使うのなら、東大・京大・東工大などの難関大受験で、それも物理で差をつけたい人か。
◆例題的な「標問」は53題。これに演習問題が加わる。
解法はテクニック重視ではなく、スタンダードで癖がない。そこはありがたいんだけど、解説はちょっと素っ気なく感じるかな(特に「名問の森」あたりと比べると)。もう少し補足説明が欲しいところだ。
この本をやるとしても、重要問題集か名問の森をマスターしてからにしたい。
難問をいたずらに解いても消化不良になるだけで、思ったより学習効果が得られない、ということになりかねないので注意。
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タグ : 高校物理.レベル別問題集

物理の、標準レベルまでの問題集・参考書です。
やや難~難レベルは
おすすめ物理参考書・問題集(やや難~難)の記事を見て下さい。

基礎用問題集としては、セミナー物理トライアル物理などの教科書併用問題集(高校で買わされる)でしょうか。

(※画像はトライアル物理。学校で採用されることが多いが、いかにも教科書風で、問題がつまらなく感じるかもね。
3年になって、一からこれらの併用問題集をやっていくと効率が悪く、時間も足りないと思います。
物理は本質がしっかりわかれば、やみくもに問題数をこなさなくていい。(ただ、問題演習は絶対に必要。というか、問題演習が物理学習のメイン。)
その意味では、少ない良問を一つ一つ着実に理解していくのが良い勉強法だといえるでしょう。

以下、おすすめの問題集です。おおむね、易→難の順に並べて紹介してあります。
★が多いほどおすすめ(最大5つ)。


らくらくわかる物理I問題集(駿台文庫)
★★★☆☆

◆駿台の本だが、初学者向けの内容である。薄いので、挫折することも少ないと思います。
説明は簡潔で、ポイントをおさえてある。教科書と合わせて使うとよいかな。
◆【問題演習】は問題数を絞ってあり、ほんとに重要なもののエッセンスになっている。最低これだけは、なんとしても理解しよう!
学校の定期テスト直前の確認にもなるよ
問題演習として、この後に高校で配られた問題集をやろう。物理は手を動かし、問題を解くことが大事だからね。
◆【練習問題】までやれば入試の基礎固めにつながるぞ。
◆この本の性格として、二次まで物理が必要な人には易しいかもしれない。
センターのみ物理必要、入試にはいらないが高校で履修させられるという人用かな。


大学入試 漆原晃の物理1・2○○編が面白いほどわかる本 ※分野別にわかれ、全3冊です。
★★★☆☆~★★★★★(合うかどうか人による。が、苦手な人は一見の価値あり)

独学者の救世主的本
物理は教科書を読んでもよくわからないし、問題も解けない…という人も多いだろう。そんな人におすすめ。
◆この本は基礎事項の説明の後、パターンにあてはめて問題を解くという形だ。
公式をいかに使うか、をわかりやすく教えてくれる本と言えるだろう。
◆初心者向けだが、ときどき上級者でもつまずきそうな高度なことも書いてある侮れない本だ。
(実は東大入試ネタなんかもはいっている。でも要点だけをさりげなく紹介しているので、ビビることは全然ないぞ。)
◆説明は丁寧だが、ちょっとくどすぎて嫌、という人もいるかもね。ページ数が多く3分冊だし。
でも、現時点で初学者の独学にはもっとも良い本だと思う。
もしこの本が合うようだったら、同著者の『明快解法講座』に進もう合わせて使えば効果倍増だ


物理I・II 入門問題精講
★★★★★

◆センター・私大の易しいレベルの良問を集めたもの。
入試対策本としては最も易しい部類で、教科書からつなげることができる。
入試標準レベルへの接続としても使える本だ。
◆易しいけど、単純な数値代入問題ではなく、飽きずに興味を持って取り組めると思う。
解説も適度で、公式の使い方をよく学ぶことができるでしょう。
入試対策の最初の一冊としておすすめできる良書です。


漆原晃の物理物理I・II明快解法講座(旺文社)
★★★☆☆~★★★★★(合うかどうか人による。同著者の「面白いほど~」シリーズと合わせると良い)

◆著者は代ゼミの人気講師。
◆難易度としては、入試やや易~標準です。
頻出問題を、分類・パターン化して説明してある。公式を適用する際の注意点や、式の持つ意味も説明してある。
物理の本質を説くわけではないが、問題を解く力は間違いなくアップする。合う人には合う。
パターンに当てはめて解く本なので、そういうのが嫌いな人は避けてください。
◆とにかく典型問題は解けるようになるし、入試物理対策としては優れています。
スラスラ解けるまで繰り返そう!


理系標準問題集物理(駿台文庫)
★★★★☆(「基本問題」は★★★★★)

◆原子物理以外なら113問。全範囲だと129問。
「基本問題」は入試の易~やや易レベル。その名のとおり、基本を確かめる問題だ。
難しくはないが、単なる数値代入問題ではない、厳選された良問がそろっている。これは他の問題集にはなかなか無い特徴だ。
「物理」がしっかりわかっているかどうか、この基本問題で試せるようになっているぞ。
まずはこれをしっかり叩き込みこもう。「基本問題」はできることなら高2のうちから取り組みたい。
「実戦問題」は、大学入試の標準~やや難レベル。良問なんだけど、相当難しいものもあります。
基本問題から直ちに実戦問題につなげるのはやや厳しいか。きつかったら他の問題集を間にはさもう。
解説は問題集としてはかなり詳しい
ただ、解説には時折高度なことも混ざるし、あくまでも「問題集」なんで公式の使い方などがわかっていないと取り組みにくい。(特に単振動の「初期条件」がらみの問題は数学的で、ちょっと戸惑うだろう)
物理に苦手意識があったら↑↑の漆原本などを利用したほうが良いかな。
◆基本問題と実戦問題のギャップがあるのが難点だが、上位~難関大志望の人が、基礎力確認を兼ねてやるのにいいと思います。


大学受験精選物理I・II問題演習(旺文社)
★★★★☆

国立の標準レベルまでが中心。時々やや難レベルを含むといった感じです。106問。
問題がスタンダードで、典型問題を学習できるという点はとても良い。
一問一問それなりにボリュームがあるものが多い(実際の入試の大問にあたる)。
教科書併用の軽めの問題集をウォーミングアップに使って、うまく組み合わせるとよいと思う。
◆問題の前に、単元ごとの重要事項のまとめが載っている。まとめと問題の解説とがあまりリンクしていないのがちょっと残念なところ。
◆問題自体の解説はごちゃごちゃしておらず、実際の答案として参考になる。
しかしその反面、「実際の問題で、公式をいかに使うか」といったことは詳しく書かれておらず、
教科書的で素っ気ないとかんじる人がいるかもしれない。(特に漆原氏の本と比べると)
「受験対策本」もしくは「基礎を終えてからの2冊目の本」だな。
問題の周辺の事柄を説明した「講義」を読むことで、単なる問題演習以上の効果を見込める。一部微分積分を利用しているところもあるけど、よくわからなかったら飛ばしてもさしつかえない。
中堅~少し難しめのレベルの大学を受験する人は、この本を中心にやればよいと思います


物理教室(河合出版)
★★★☆☆

◆事典的参考書。
難関大を目指すのなら、高2のうちに買っておくと便利かな。
高2のうちに高校の授業と合わせて読んでもいいし、受験期に予備校の予習復習と組み合わせてもいい。
◆特に光波のところ、例が豊富に載っているし、細かいところもフォローしてあってよいと思った。
◆ところどころに例題が載っている。例題は入試標準~少し難しめ。
物理では、例題はおまけじゃなくて、むしろメインです。自力で解けずとも、手で書きながら理解しよう。

タグ : 高校物理.レベル別問題集

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