元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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◎英単語・熟語(参考書紹介)
★まず、膨大に出版されている単語集の選び方のアドバイスを。
一般的に、単語集は「収録語の6~7割は知っている」ものを選ぶのがコツです。
見知らぬ単語ばかり収録されていると、お得な気がするかもしれないが、実はかえってマイナス。
知らない→やる気なくす→挫折
ということになります。
それに、知っている単語を改めて確認することは、定着にもつながります。
ざっと立ち読みして、「少し易しいかな?」と思うくらいの本を選ぼう。

◆熟語について。
データベース3000には熟語が約300。これは高1・2年のうちにしっかり覚えよう。
さらに、学校で配布されるアップグレードなどの、総合問題集にも熟語が300問
半分重複しているとしても、450になる。国立二次では単なる熟語問題はほぼ出ないので、これで十分なくらいだ
だが、1冊熟語集を持っていると、ちょっとした時の確認にも便利だろう。
国立受ける人は、熟語は基本的に意味が分かればそれでいい。
長文で出てきた熟語を、手持ちの熟語集の索引でチェックし、マーカーでぬろう。
上記のやり方で300~450覚えたら、索引のチェックをたまーに見直すだけで十分だぞ!

以下、基本的な単語集と、レベルの違う熟語集2冊を挙げました。
でも、これらはある意味補助的なものです。
高1・高2のうちは、教科書や模試、長文問題集に出てきた単語をしっかり覚えること!これを肝に命じよう。

★が多いほどおすすめ(最大5つ)。


データベース3000基本英単語・熟語(桐原書店)
★★★★★

中学レベル~高1・2くらいまで。これだけだと、センターにはちと辛い。極力高1・高2のうちに終わらせよう。
見やすく、バランスがよく、非常に使いやすい
最初は無理に覚えようとせずともいい。基本は教科書や問題集といった長文学習の上で単語を身につけるのだ。

2~3ヶ月に1回くらい、知っている単語をマーカーで塗っていこう。
(見て、ぱっと意味がわからなかったら塗らない。考え込むようじゃだめ。)
すると、自分がどのくらい単語を知っているか、到達度がわかる。
確認にもなるよ。
知らない単語を塗ると、知らないものだらけで勉強が嫌になる。知っている単語を塗るのがコツ。
半年に1度くらい、マーカーの色を変えれば、自分の単語力の成長もわかる。
このやり方は、故伊藤和夫先生の推奨する方法とも似ているのだ。

知らない単語は、暇なときに左ページで意味を覚え、右ページの例文を自分で訳してみる、というのもいい。例文が簡易確認テストになるんだ!こういうのは予備校の休み時間などを利用すればいい。勉強の中核にすえるのではなくてね。

なお、この本には熟語も載っているが、これは優先して覚えよう(少なくとも、この本レベルの熟語は高1のうちに暗記するように)。基本的な熟語を知らないと、長文読解にも影響するからね。

※なお、このシリーズは数冊あるけど、単語集は義理立てして同じシリーズを使う必要はあまりないと思う(著者も違うので。特にデータベース5500などは例文が難しすぎるので、ぼくはお薦めしない)。受験生用としては『システム英単語』が売れ筋だし、よいかな。(右はCDつき)


解体英熟語(Z会出版)
★★☆☆☆

計1017語。これをやればどの大学でもOK。ここに載っていない熟語は知らなくていいです
難関私立大用。国立中心の人はやらなくてもいいかと。
確か、著者がOEDを読みこんで作った、ということだったと思う。語源から熟語を覚える工夫もなされている。配列も暗記を手助けしてくれる。
カード式と、本式の2タイプが出ている。お好みで選んでください。
経験上申しますと、カードは膨大なので、バラバラになりやすい。いくつかケースを買い、分類して収納するといいです
問題がついていて、定着しやすいが、どれも大学入試で難しいので注意いきなり答も見てしまって、例文代わりに使うのでもよい。また、問題は後で取り組むのもあり)。
高3になってから焦らないように、暗記物は高1・2時に一応おさえておくというのも手だよ。
ただ、英熟語に関しては、あまり細かいのはできなくてもいいよ。深入りしすぎないように。
マニアックなのを覚えるくらいなら、長文を読んだ方が点数が伸びるのだ。

入試に出る順演習英熟語600(Z会出版)
★★★☆☆

英単語の「入試に出る順」はさほど意味がないが、英熟語については重要
頻度別になっているので、自分の志望大にあわせて、必要なところまでやろう。
私大を受ける人は問題も解こう。国立を受ける人は、意味がわかる程度でもいいです。
この本は『解体英熟語』のコンパクトバージョンといった性格である。
見出し語は600項目だが、【類義表現】【関連語】を含めれば、1500くらいになる。これは他の問題集や模試をやっていて遭遇したものだけ覚えればいいです。さすがに1500も覚える必要はないんでねw
ただ、索引には類義表現も含めて載っているので、長文で出てきた熟語をチェックしておくのに便利。
【NOTE】に良いことが書いてあるので、目を通しておこう(自分が役立つと思ったものを覚えればよい)。問題も、種々の形式が混在しているので、飽きにくいだろう。これも、問題はやや難しいので、いきなり答も見てしまうのも手である。
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タグ : 高校英語.英単語・熟語

◎英単語・熟語(学習の指針)

代ゼミで学習指導をしてたとき、「英語ができないんですけど…」という生徒が多かった。
入試では英語が最重要なのだから、その悩みも切実である。
こちらが「英語の勉強何やってるの?」と聞くと、「単語覚えてました」と答える。
よくよく聞いてみると、そういう人は、「英語の学習=単語集で単語を暗記」だと思っている。
で、長文はというと、「しばらく読んでませんねー」とくる。
これはまずい。非常にまずい。

英語参考書(おそらくは全ての学習参考書)の中で、一番売れているのは英単語集であるというから、上のように考える受験生もさぞかし多いのだろう…



純粋な単語問題というのは、入試からはほとんど姿を消している。
単語学習も、長文読解と結び付けないと、てんで点数にならないんだ。
多義語(ほとんどの単語は多義語だが)などは、文脈から意味を推測する能力も重要。こういうのは単語集では身に付かない。

まずは、以下のことを実行してみてはいかがだろうか。
高校の教科書に出てきた単語をしっかり覚える(これだけでセンターレベルに達する)
長文問題集に出てきた単語は、長文全体を音読し意味をとることで定着させる
文法書(あるいは文法の教科書)の例文中の単語も、知らなければ辞書で確認する(文法書の例文は、お飾りではない)。
地道だが、この3つを実践するだけで、単語集など使わずとも、単語力は確実にアップするぞ。

とにかく、辞書をどんどん利用するのが単語学習の王道
高校3年間で1冊の辞書を使いつぶす気持ちでいこう!

東大で英語学を教えておられる斎藤兆史先生も、辞書を引けば引くほど英語の力がつくと述べておられます。
英単語集は抜けが無いようにチェックするためのもの。それを単語学習のメインに据えては本末転倒です。
故伊藤和夫氏も述べておられるが、単語集を辞書代わりにするのもやめよう。情報量が違いすぎるぞ。
無理に覚えずとも、辞書を引き、頭の片隅に留めるという作業が大事なのだ。



英熟語について。
英熟語は、英単語の勉強よりもさらに飽きる。
高校生のときはかなり英語に意欲的だった僕も、うんざりした。
なので、淡々と熟語が羅列してある本は避けたほうがいいです。まず間違いなく途中でやめる。
こうならないためには、教科書や長文で出てきた熟語は、そのつど積極的に覚えることが大事です。
そうすると、少しずつ、飽きずに暗記することができる。ただ、これだけでは足りないので、熟語集の併用も必要。

僕のお薦めは、Z会の『入試に出る順演習英熟語600』かな。飽きさせない工夫がしてあります。
熟語は、200~250個くらいを、まず優先して覚えよう。これくらいは知らないと、長文読解にも差し支える。
あとは、「無理をせず、できるだけ覚える」という姿勢で。
あまり出ない熟語は、労力の割りには点数に結びつきにくいからね。
「熟語は基本重視。あとはおまけ」
が合言葉です。

長くなったので、参考書の紹介は稿を改めます。

タグ : 高校英語.英単語・熟語

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