元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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◆おすすめ英和辞典の紹介です。
中学生・高校生の学習用と、大学教養レベル・一般社会人用のものについてです。
小学校~中1レベルの、ほんとに初歩向きの辞書も出ているけど、僕は詳しくないので紹介していません。
専門課程では大辞典クラスが必須となりますが、ここでは割愛。

◆学習英和辞典は、オプション的なところで違いはあるものの、高校生が主に利用する範囲は共通している。
各出版社が力をいれるところだし、改訂に改訂が重ねられ、どれも良くできているよ。
中学~高校レベルでは、自分が気に入ったものをとことん使い込むことが大事。
(大学以降では複数の辞書を比較しながら使わねばならないが)
中学生の時に易しめの辞書を一冊買い、高校に入ったら新たに買い換えるというのがいいかな。
高校の方で使用する辞書を指定してくる(授業で特定の辞書を使わせる)ことも多いと思う。そのときは、よほどのことがないかぎり高校に合わせればいいよ。

◆中学生・高校生用の使いやすい辞書としては、
研究社 ライトハウス英和辞典
学習研究社 スーパー・アンカー英和辞典



◆高校生用の学習英和辞典、高校採用が多いと思われるものは
研究社 ルミナス英和辞典
旺文社 オーレックス英和辞典
三省堂 ウィズダム英和辞典
大修館 ジーニアス英和辞典

※だいたい、ルミナス、オーレックス、ウィズダムが同レベル。
オーレックス、ウィズダムは大学受験を意識している感じ。
ジーニアスは語法・文法の説明が上級者向き(高校生上級~大学生向き)で、使いこなすのに学力が必要。


◆上記のものが「学習英和辞典」と呼ばれるものの代表。これらから選べばまず間違いないっす。

◆ぼくは高校で配られた辞書は学校のロッカーに置いておいて、
自宅ではジーニアスを使ってた。文法・語法に強いと評判だったし、僕自身文法が好きだったからね。


◆以下、いくつかのおすすめ辞書について詳細を書いておきました。
だいたい下に行くほど難しくなります。



ライトハウス英和辞典 第6版(研究社)

◆中学生~高校生まで使える。
◆研究社の英和辞典ということで、やや堅いながらも安定した出来だと思う。スタンダードな辞書です。
◆名詞と動詞の結びつきを示した「コロケーション」欄と、「リスニング」欄が売り。(これらをありがたく感じるのは中級者以上かもしれないが。)
中学~高校生初級者用としては、この辞書か「スーパーアンカー」がオススメだな。
※なお、「ルミナス英和辞典」は「ライトハウス」の上級版に当たる。

スーパー・アンカー英和辞典 第4版(学習研究社)

◆これは、なにより読んで楽しい辞書です。
日英比較や、英米文化の紹介は、初心者でも楽しめるのがいいね。重要なことわざについても力が入っている。
口語表現、会話で使うやわらかい言い回しに強いのも特徴だ。
◆全体的に、山岸勝榮氏の「手作りの辞書」という感じが伝わってくる。
中学生~高校生の学習用にオススメだ。
※この辞書の上級者版として、「アンカーコズミカ英和辞典」がある。「スーパーアンカー」と基本的な性格は同じで、語数が増えたものと思って良い。

オーレックス英和辞典(旺文社)

英語教育の際に話題になる語法・文法について、100人のネイティブにアンケートをとった「PLANET BOARD」がウリ。
◆この辞典、もとは「レクシス英和辞典」という名前だったものの改版。
◆「レクシス」が出されたときには、さすが多くの受験参考書を出されている花本金吾氏が編集に加わっているだけあって、受験生への配慮がなされていると思った。
◆バランス良く、語法面に強い。
高校生・大学受験生が使うのに申し分ない出来だと思うよ。

ジーニアス英和辞典第4版(大修館)

◆僕が高校生の時に使っていた辞書。お気に入りだし、塾ではこれを使って教えるね。
◆癖があるので、万人にお薦めするというわけでは決してないんだが、
僕は長いこと使ってたので、「ジーニアスにはこう書いてあったよな」ってのが染みついてて、
やっぱり使うとしっくりくる。(みんなも、この辞書にはこう書いてあったなって思い出せるように辞書を引きまくろう!)
この辞書の強みはなんといっても詳細な文法・語法欄にある。
反面、語法の情報量が多すぎて、中級者以上でないと手に余る感じがする。
動詞では、語の定義の前に文型表示が書かれているのが特徴。大学受験生の英作文、語法問題対策にありがたい。このあたりにも「語法重視の辞書」という性格があらわれている。
訳語がやや硬く感じられるのが欠点。高校生レベルでは問題ないと思うけど、大学に入ってからは段々そういうことを感じるかもしれない。
◆使用するにはやはり学習用、それも中~上級者向きということになるだろうか。
高校生だと、難関大を目指す人用ということになるかな。

プログレッシブ英和中辞典[第4版](小学館)

高校生~大学生・社会人まで広く使える辞書。「ランダムハウス英和大辞典」が元になっている。
◆学習用というわけではないので、学習英和辞典と比べると素っ気なく感じる人がいるかもしれない。
このサイズにしては収録語が多い(11万7000語)のが特徴。
◆訳語がこなれている。語法に詳しく、用例も適度な量が示してある。
◆現在僕が手で引くときにはこれを使いますね。わりと万能なので。

プログレッシブ英和中辞典[第5版](小学館)

◆↑の改版。編集が一新され、ターゲット層も「ビジネスパーソン」に絞り込まれた感じだ。いっそう学習用の性格が薄くなった。
◆収録項目は13万8000と増強されたものの、用例は減ったんかな。
◆パワーアップかどうかわからない。旧版の方を使い続ける選択肢も十分あるだろう。

新英和中辞典 [第7版](研究社)

◆長い伝統を誇る辞書。初版は1967年かな。
総収録語数10万超。
◆けれんがなく、質実剛健といった感じだ。
飛び抜けたセールスポイントはないが、使っていて安心感がある
◆僕の親くらいの世代だと、辞書と言えば「英和中辞典」だったそうだけど。
見やすく親しみやすい学習英和が次々と出されてから、影が薄くなった気がする。
◆「新英和中辞典」も7版になってずいぶんと使いやすくなったけど、やはり「学習英和」とは言い難い。
高校生でこれを使ってたら相当にシブい。
ふつうには、社会人が持っていたり、高校や塾の先生が使ったりする辞書じゃないかな。

◆僕が「新英和中辞典」の特徴として一番感じるのはですね、聖書からの用例が多いこと。
例えば、milkを引くと当然
a land of milk and honeyよく肥えた土地 《★聖書「出エジプト記」から》
があるし、
breadには、
one's daily bread 日々のパン[糧] 《★聖書「マタイ伝」から》.
the bread of life 命の糧 《★聖書「ヨハネの手紙」から》.
dustには
Dust thou art, and unto dust shalt thou return. なんじはちりなればちりに帰るべきなり 《★聖書「創世記」から》
が載っている(※上記引用は第6版から)。
紙の辞典を引いていると、こういう用例を発見する楽しみもあるものだよ。
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タグ : 高校英語.辞書 辞書.英語

ぼく、高校時代には随分と辞書を引きました。

中学のヘタレ英語(当時は英語が大の苦手だった)を脱却するため、高校に入る前の春休みに英語漬けの毎日。
高1途中からジーニアス英和辞典を使いました。現在出ているのは第4版です。


これは当時の僕にとって最高の辞書だった。動詞の文型表示が見やすく、語法にもたいへん詳しい
文法好きの人にはたまらないのではなかろうか。

2年半この辞書を使った結果、結構ぼろぼろになりました。使用に耐えられなくなったので、大学入学を期に買い換えました(大学に入ってからは、リーダーズ+プラスと英英辞典数冊をメインに使った)

↓その時使ってた『ジーニアス』です。
ジーニアス2

ジーニアス1

ジーニアスの初版なのですが、酷使してると背表紙がとれます。でも、僕は辞書を乱暴に使ってたわけではないです。
むしろ、丁寧に使ってた(と思う)。
中に書き込みは一切ありません。知らないことはノートに書くようにしてました。
(今思うと、重要なところにマーカーを引くのでもよかった)

休日など、多いときは1日100回は引いてました(辞書で調べたことはノートに書いてたのでどれくらい引いたのか分かる)。
英文法・語法の問題集で知らないことがあったら辞書で確認する
リスニング問題で発音が不確かだったら辞書で確認する
などと、とにかく辞書を引く毎日でした。
あ、今でも「辞書引くの速いですね!」って塾の生徒から驚かれます(笑)

まあ、辞書さえあれば英語学習ができる、というのも一面の真理なんでね。
昔から偉い人々はそうやって地道に勉強をしてきました。


わからないことがあったら辞書に聞く、辞書を引くほど英語力がつく、というのは、東大で英語教育に携わっていらっしゃる斉藤兆史先生も強調しておられます。

今の中学生・高校生は辞書の引き方を習わないことが多い。
下手すると辞書を持ってさえいない。

僕は、これがたまらなく悲しい。


ところで、安井稔先生という、英語学で僕が尊敬する方がいらっしゃるのですが、安井先生が「英語のアルファベットを逆からスラスラといえますか?」ということを書いていらした。

みなさんどうでしょうか。
abcd…ではなく、zyxw…と言っていくんですね。
僕はすらすらといえませんでした。

安井先生曰く、これがすらすらと言えない人は辞書を引く回数が足りないのですって。
僕はこれを聞いて、ぞっとしました。

自分はまだまだ勉強が足りないですね。格闘あるのみです。

タグ : 高校英語.辞書 辞書.英語 雑記.ブログ主の昔話

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