元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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今日は文英堂の「長文読解アドバンテージ」のレビューをするよ。
マイナーなんだけど、内容が充実していて実力養成に良い。
解説がとても詳しいので、予備校行ってない現役生にお薦めの本だ。
問題レベルとしては上位大志望者用なんだけど、基礎的なところから解説されているから、
純粋に英語力を伸ばしたい人も使えると思うよ。

オススメ度は★5つ中の★★★★★っす。


◆中堅私大から始まり、徐々に難易度が上がる(難易度ごとに3章に分かれている。各章7題ずつで計21題)。
第1・2章は私立大の問題で早慶も含まれるよ(早稲田2題、慶応1題)。第3章は国公立大中心で九大・名大・千葉大・大阪府立大など。第3章に、記述中心の問題が5題ほど収録されているよ。
全体としては入試の標準~やや難。
この本をやる前にセンターレベルの英文は読めた方がいいだろう。
◆様々な設問形式が入るので、これ一冊で国立私立両方に対応できる。(第1・2章は私立中心、第3章は国公立中心)
◆1文章中の語数は300~600語くらいで、1000語超えのいわゆる超長文はありません。

解説はとても詳しいです。
設問解説は正攻法で詳しくなされている。
文法・単語熟語のまとめあるし、文法・複雑な構文の説明もある。
他、全体の概要、文章の構造についても。
偏差値55~60の人にも分かるように基礎的なところから説明されている。(特に単語・文法・構文のところは高1・高2レベル中心。
問題自体は結構難しいんだけどね(偏差値65~70まで対応)。
だから英語が出来る人はこの辺りが逆にまどろっこしく感じるかもしれない。まあ基礎力の確認と思えばいいよ。
発展事項は「Further Guidance」に書かれているので、英語が出来る人は、ここと設問解説(Explanations&Answers)中心に読むといい。
◆「Reading Strategy」のところは、情報が詰め込み過ぎでやや見にくいかな。まあここは必要に応じて参照するという感じで。
他は基礎~標準的な事項の説明が多いので、着実に身につけよう。長文中の知らない単語は、必ず辞書を引いてノートにまとめること。

学習効果が高いので、予備校行ってない人はこれを長文学習のメインに据えてもいい。(これ一冊じゃ演習量が足りないけど、これを軸に他の本を混ぜていくということです)。
問題数としても、予備校の通年1講座分くらいでしょう。
解説をよく読み、何度も復習しよう。

情報量が多いので、いっぺんに解説全部読むのではなく、2回以上に分けて学習すると吸収しやすいと思う。
学習の一例として、
・最初は問題を解き、設問解説と、単語・文法・構文の説明を読む。
(長文問題の前に単語・文法・構文のまとめがあるが、これは自分で長文問題を解いてから読めばいい)
・数日後、長文本文の音読。復習を兼ねてOutlineとFurther Guidanceのところを読む。
・その後も学期の間なんかに単語をおさらいし、長文本文を何度も音読するといいよ。

◆語彙力・速読力をつけるために、自分の得点率に合わせて各章の合間に他の問題集を挟んでやるといいでしょう。
※当ブログのおすすめ長文問題集については、
おすすめ英語長文問題集紹介
の記事からたどっていってください。
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タグ : 高校英語.長文読解

英語の長文問題集のオススメ一覧と、選ぶ際の目安・使い方について。

※↓のリンクに、レベルごとに紹介してますので、詳しくは各記事を参照してください。
★が多いほどおすすめ(最大5つ)。

英語長文問題集(高1~高2・入試基礎レベル)
★★☆☆☆集中2週間完成 英語長文(高校初級用)(日栄社)
★☆☆☆☆マーク式基礎問題集9[長文内容把握―基礎](河合出版)
★★★☆☆英語総合問題演習 基礎篇(駿台文庫)
★★☆☆☆~★★★★★ビジュアル英文解釈Part1(駿台文庫)
★★★★☆西英文読解講義の実況中継
★★★★★集中マスター 英語長文問題集 レベル1

英語長文問題集(入試やや易レベル)
★★★☆☆英語総合問題演習 中級篇
★★★★☆英文速読のナビゲーター

英語長文問題集(入試標準レベル)
★★★☆☆~★★★★★"毎年出る"頻出 やさしめ英語長文
★★★★☆長文問題のトレーニング 必修編(Z会出版)
★★★★★"毎年出る"頻出英語長文(日栄社)

英語長文問題集(入試やや難レベル)
★★☆☆☆マーク式英語長文(内容一致|選択問題)解法ゼミ
★☆☆☆☆~★★★☆☆基礎英文問題精講
★★★☆☆新こだわって!英語長文読解標準(河合出版)
★★★☆☆速読のプラチカ―英語長文
★★★★★長文読解アドバンテージ
★★★★☆英語総合問題演習 上級篇
★★★★★英語長文問題集―文を超えて,文章を読む

英語長文問題集(入試難レベル)
★★☆☆☆英語長文読解問題の解き方(旺文社)
★★★★★長文問題のトレーニング 発展編(Z会出版)
★★★★☆難関大突破 英語長文問題精選(学研)
★★☆☆☆やっておきたい英語長文1000(河合出版)

英語大意要約問題の参考書
英語要旨大意問題演習
英文要旨要約問題の解法
など




◆(特に難関大の)受験生は、長文問題集は以下の2タイプを組み合わせてやるのがお薦めである。
Aタイプ・・・英文本文の解説が詳しいもの
Bタイプ・・・設問の解き方について詳しいもの

出題があまりひねくれてなければ、本文がきちんと読めれば答が出せる。その意味ではAの方が大事だね。

◆Aは夏くらいにやるのがいい。まずはしっかり本文の内容を読み取れるのが重要だからね。
日栄社の「"毎年出る"頻出英語長文」シリーズがこれにあたる有名なシリーズだ。難易度別に三冊出てるよ。

◆Bについては、極力近年の実際の入試問題をそのまま収録したものがよい。
難関大受験生用としては、
「長文問題のトレーニング 発展編(Z会出版)」
「難関大突破 英語長文問題精選(学研)」

がおすすめだ。
◆Bタイプの本をやるときは、実際の入試を想定し、辞書は使わず、必ず時間を計ってやること!!!(普通の入試では1題15~25分)
どうしても時間オーバーするようなら、何分かかったかをメモしておく。または、一度時間内に解いて解答をメモし、改めて解き直すのでもよい。
答合わせしてから辞書でわからなかった単語を引いて、
その単語の意味を知っていることが設問を解くために必要かどうかを確認しよう。
(単語を覚える時の優先度をつけるため)

◆なお、
・駿台の「英語総合問題演習」シリーズ
・同じく駿台の「英語長文問題集―文を超えて,文章を読む」
・文英堂の「長文読解アドバンテージ」
は上記Aタイプ・Bタイプの両方兼ねます。バランスの良い問題集だね。



◆単に過去問でもいいが、赤本は解説が詳しくないので、実力養成にはあまり適さない
◆昔は、Z会が大学の過去問を出していた。(緑本と呼ばれていた)

高校や予備校にはあるかもしれない。
難関大志望の人は、これで演習するのも効果的だ。

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※英語の長文問題集のオススメ一覧
英語長文問題集(高1~高2・入試基礎レベル)
英語長文問題集(入試やや易レベル)
英語長文問題集(入試標準レベル)
英語長文問題集(入試やや難レベル)
英語長文問題集(入試難レベル)


入試難レベルの英語長文問題集の紹介。
このレベルが出来たら、あとは過去問演習に移ってよい。
京大・阪大なんかの和訳対策にはこれらの本では不足気味だけど…そこは「英文解釈」の参考書で補うことになるだろう。

★が多いほどおすすめ(最大5つ)


英語長文読解問題の解き方(旺文社)
★★☆☆☆

入試の標準~難レベルを集めたもの。問題数が50問と多い。
難易度表示もあるので、全部やらず、自分の目的に合わせて取捨選択して解くのもよいだろう。
この問題集が良いのは、小説問題が入っているところ。10問程度あります。
他の問題集にはあまり小説は収録されていないと思う。が、東大や早稲田の特定学部などでは出されます。
小説は10問解いたくらいではまだまだ読めるようにはならない。ここから過去問につなげるとよいだろう。

(志望校で小説が出る人は、過去問を見て、小説のところだけ特に重点的にやりたい)
◆この本は、内容を段落ごとにどう追っていけばよいか、丁寧に教えてくれる。
巷で流行っている速読法のような適当な方法じゃないぞ。このあたりは地味だが著者の力がよく出ていると思う。
語句解説も充実している。
◆設問の解説はヒント程度にとどまる場合もあり。現在の受験生には解説が不足気味に感じられるかもしれない。
設問形式が一部、現在の入試と外れており、英文の内容も古臭いものが混じるのが難点。 
※「~を~に書き換えよ」という書き換え問題は解かずに、解答見てしまっていい。

◆設問の解説がやや弱く、古いのが難だが、長いこと売れているだけあってオーソドックスでバランスがいい。英語が得意な人の多読&演習用として。

長文問題のトレーニング 発展編(Z会出版)
★★★★★

◆問題数23問。1200語超の超長文も含まれる
入試のやや難~難。難易度表示がされているので、目安にするとよいだろう。
◆国立・私立ともに使える。なお、設問は基本的には実際の入試そのままだが、一部改変されていることもある(瑣末な知識問題など)。でも気にならないでしょう。
◆最新の入試動向を反映してあり、現在の入試の頻出テーマを突いているのが良いね。
設問解説はとても詳しい
本文解説は、難しそうな文をピックアップして説明してあるが、もう少し充実していると良かった。
他の本で力をつけた人が、演習用に問題数をこなすのにふさわしい。
このレベルが解けたなら入試英語の長文問題はとりあえず怖くない。あとは過去問演習だ。

難関大突破 英語長文問題精選(学研)
★★★★☆

◆早稲田などの難関私大や東大などの難関国立大の問題が中心。15題。
実際の入試そのままの設問と日本語の要約問題、さらに英語の要約問題から成る。
設問の解説は詳しいです。受験生がひっかかりやすいポイントをきちんとおさえてあると思う。紙面も見やすいよね。
本文解説は、複雑な箇所の構文を指摘してある。ここはもう少し丁寧に書いてくれた方が良かったかな。
◆日本語要約については、各段落の要旨をまとめ、それをつなげるという感じ。
要約の方法はそんなに詳しくないが、要約問題が出される人(東大、慶應文学部など)はこれで練習してもいいだろう。
◆英語要約の解説は無きに等しいです。
普通の人は自分で英語要約する必要はないが、参考として読んでおくとためになる。
演習というよりは解説本といった感じなので、早慶の上位学部受ける人は秋くらいにやっておくといいかな。

やっておきたい英語長文1000(河合出版)
★★☆☆☆

◆慶応、医科歯科、東大、一橋など、難関大レベル。1000語~1600語の、いわゆる「超長文」対策に特化した本です。
ただ、設問は全面的に作りかえてあります。
つまり、英文そのものは実際の入試の過去問だが、「問い方」が違うということ。
◆結果として、私大で出された英文にも記述問題が入れられることとなり(しかも100字の記述が複数あるなど、相当ハード)、
制限時間が50分~1時間となっている。
現在の入試では、超長文を使ってこういう問い方がされることはほとんどない、と思う。慶応文学部は例外だけど。
東大でも、客観型に近い問い方。(ただし実際の入試では20分ほどで1000語超の長文を読む必要があるので、そこがきつい)。
◆だからあまり実戦的とは言い難い。入試直前期にやるのは効果が薄いと思う。
使うならセンターより前の時期の、実力養成としてだが…それにしては解説が薄く、使い所が難しい。
◆解説は、本文解説は不足気味に感じる。(単語の意味は辞書引けば済む)
設問の解き方もなー…この本をやる「うまみ」に欠ける感じだ。
◆そんなにオススメはしないけど、この「やっておきたい~1000」は、1000語以上の超長文対策として数少ない本なので、紹介しました。

タグ : 高校英語.長文読解

※英語の長文問題集のオススメ一覧
英語長文問題集(高1~高2・入試基礎レベル)
英語長文問題集(入試やや易レベル)
英語長文問題集(入試標準レベル)
英語長文問題集(入試やや難レベル)
英語長文問題集(入試難レベル)


◆入試やや難レベルの英語長文問題集の紹介。
レベルとしては、MARCH(=明治・青山・立教・中央・法政)・早慶上智といった、上位・難関私大。
国立だと旧帝大より易しいくらいです。
◆ここで紹介した本は私大向けが多くなってしまったけど、
「新こだわって!英語長文読解標準」(河合出版)は、国立の記述対策に特化した本。本文の解説が弱いので、冬~直前の仕上げに使うといいかな。
また、「長文読解アドバンテージ」には記述中心の問題が5題含まれてます。

良い本があったら追加します。

★が多いほどおすすめ(最大5つ)


マーク式英語長文(内容一致|選択問題)解法ゼミ
★★☆☆☆

◆マーク式で、内容一致・選択問題中心。20問。全問オリジナル問題です。
◆レベルとしては、私大標準~やや難中心。到達点はMARCHや早慶といったくらいです。
◆知識問題は無く、本文の内容がわかっているかどうかを問う問題ばかりなので、そういう出題がされるところの対策に向く。
◆解説は、設問の解き方が中心で、そこそこ詳しいです。中級者以上ならあまり不満を感じないと思う。
語句解説もそこそこ充実。構文解説は弱い。
◆一応速読を目指した本だが、どうすれば速く読めるかという方法論は書いてない。時間を計り、問題演習をして慣れてね、という感じだ。
◆私大受ける人の、冬~直前期の演習用かな。

基礎英文問題精講
★☆☆☆☆~★★★☆☆(使い方、使用時期による)

◆「長文」というよりは、「中文」と言ったほうがいいだろうか。短めの文章を集めた本。英文の質が高いのが売り
「基礎」と書いてあるが、現在の入試では明らかに「標準以上」です。
延々と和訳問題が続く。本全体の構成もメリハリがあまりなく、進めるのが辛い。
◆小ぶりな本だが、全部やろうとすると相当ボリュームがある。注意!!
復習を3度くらい行うことを想定し、じっくり取り組む必要がある。使うのなら高2秋・冬からの使用が望ましい
和訳が出される大学を受ける人は、「構文編」「文脈編」の例題に絞ってやるといいかな。
和訳は紙に書いて正答と見比べよう。
「応用問題編」や「練習問題」などは解説が乏しいのでやる必要はない。
こういう本は、解説が詳しいところだけ使うのが賢い使い方
「構文編」「文脈編」の例題部分を、「速読英単語」風に多読用として使うというのも有り(語句がまとまっていて、見開きで見やすいから)。
この場合はいちいち日本語訳を書かなくていいだろう。
◆説明は、重要な熟語・文法・構文を、トピックとして取り上げてる感じ。
このため、英文の難易度に対して、妙に簡単な項目を説明してる部分がある。本の作りが古く感じてしまう。
◆仕上げることが出来れば相当の英語力がつくが、挫折率も高い。現在の入試傾向にはあまり合っていないので、その辺は注意を


新こだわって!英語長文読解標準(河合出版)
★★★☆☆

◆下線部和訳、内容説明といった記述問題が中心の本
難易度は国立の標準~難しめ、となっています。
◆解説はそこそこ。ほぼ設問解説オンリーと思って下さい。
もろに入試問題集なので、力がついてから取り組みたい。
国立大志望なら、受験期の秋~直前に、演習を積むために使うとよい。
小説問題が5問入っているのが嬉しい。(他の本では手薄なため)
◆このレベルで記述問題が多い本はなかなか無いので有用だろう。

速読のプラチカ―英語長文
★★★☆☆

◆「難関私大~国公立二次対策」ということで、MARCH・早慶上智の問題が多い。私大と国立が7:3の割合で、私大色が濃い。
◆設問の説明はそこそこ。
分担して執筆してるせいか、問題によってはちょっと手抜きかなと思えることもある…
本文解説は不足気味に感じる。まあ標準的な作りの問題集と言えます。
◆「速読」となっているが、「習うより慣れろ」式の本かなー。これで速読できるようになるかは疑問だが、普通の問題集と思えばまあそれなり。
◆上位~難関私大を受ける人が、過去問に進む前の一冊としてやってもいいでしょう。

長文読解アドバンテージ
★★★★★

◆中堅私大~早慶・国立二次レベル。第3章に、記述中心の問題が5題ほど収録されているよ。
本文解説・設問解説ともに非常に詳しいです。情報量が多く、基礎知識の確認ができる。
上級者は設問解説だけ読んで、普通の問題集として使うこともできる。自分の必要なとこを読もう。
この記事に詳しいレビューを書きました。

英語総合問題演習 上級篇
★★★★☆

◆様々な設問形式への対処法が学べる。記述問題も混じるので、国立志望の人がやってもよい(このシリーズの中では一番国立色が強いものとなっている)。
◆本文解説、設問解説ともに詳しい。
◆ただ、難関私大用としては、問題文の長さが短めかなー
◆上級篇といってもすごい難問、というほどではありません。駿台模試のような感じです。
※問題文を(拡大)コピーすると使いやすい。

英語長文問題集―文を超えて,文章を読む
★★★★★

◆現在の英語入試の長文化にどう対処するかを説いた本。駿台の本だが、会話口調で読みやすい。
関関同立、早慶、その他私大などで10問。これプラス東大後期となっている(東大のは難しいので、参考程度に思っておけばいい)。
◆最初にこの本の使い方が書いてあるが、僕はこの本は全訳する必要無いと思います。
「文のおおまかな流れ・展開」に着目することで、長文全体の構成が把握できるようになる。
変なテクニックは使っておらず、しごく正当な方法だ。「英文速読のナビゲーター」と似ているが、それより難しい。私大受ける人は、「英語長文問題集」「英文速読のナビゲーター」のどちらかをやっておくといい。(もちろん国立志望がやってもいいが)
複雑な文は構文をとってあるし、設問の解法も丁寧。
「対応・対句表現を活用する」といった、難関大入試には必須の考えも書いてあり、予備校に行ってない人には大変参考になるだろう
◆問題数が11問と少ないので、これを終えたら他の本でさらに演習しよう。
◆問題レベルにバラつきがある、最後の東大後期の代わりに「慶応文学部+国立大」などにしてほしい、とやや不満点はあるものの、それをカバーするだけの長所がある、とても良い本です。


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※英語の長文問題集のオススメ一覧
英語長文問題集(高1~高2・入試基礎レベル)
英語長文問題集(入試やや易レベル)
英語長文問題集(入試標準レベル)
英語長文問題集(入試やや難レベル)
英語長文問題集(入試難レベル)


◆入試標準レベルの英語長文問題集の紹介。
◆レベルとしては、地方国立大やや易~標準レベル私大では中堅私大。MARCH(=明治・青山・立教・中央・法政)レベルより易しいくらい、といったところでしょうか。
◆なお、国立大の本格的な記述問題は「やや難レベル」の記事を見て下さい。

「"毎年出る"頻出 やさしめ英語長文」は、問題文の内容がしっかりしていて読みごたえがあり、読解力育成にはもってこいだ。僕おすすめの本。
力のある人なら高2でも出来るだろう。
設問形式は古いのが混じってるのであまり気にせずに。本文そのものが読めていれば良しとしよう。
「"毎年出る"頻出英語長文(日栄社)」は売れ筋で、本文の解説が丁寧なため受験生からの評判もいい。
「長文問題のトレーニング 必修編」(Z会)もバランス良く、英語の実力が着実に付く良書だ。

★が多いほどおすすめ(最大3つ)。☆は星半個分です。


"毎年出る"頻出 やさしめ英語長文
★★★☆☆~★★★★★(設問形式が古いため、直接の受験対策としては評価が下がる。また、人によって合う合わないがある。ただ、個人的にはとても好きな本。)

◆短大からの出題も含まれるが、長文本文の内容が濃く、適当には読めないものが選ばれている。しっかり理解しようとすると意外と骨が折れる。
文法的にも複雑な文を含む。
これをやると、長文問題の難しさは量(長さ)ではなく、質にあるということが分かるだろう。
◆ヘレンケラーの文章など、含蓄のある名文がおさめられている。
内容のある文章を読みたいという人におすすめだ。
◆本文の解説は、構文把握を中心として非常に詳しく、解釈一般・文法にまで話が及ぶ。
長文問題集としてはトップクラスの詳しさ。同シリーズの「"毎年出る"頻出英語長文」をしのぐ。
説明の仕方も硬派で、人によっては詳しすぎると感じるだろう。)
文法面で相当突っ込んでいる感じがあり、文法が好きな人は気に入ると思う。
設問形式は、現在の入試傾向とやや外れる部分がある。 「~を~に書き換えよ」という書き換え問題は解かずに、解答見てしまっていい。文法問題も、今の入試ではこういう形では出ないかな…
この本は、本文がしっかり理解できればいいです。
設問の対処法を学びたいのなら『英語総合問題演習』なんかをやろう。


長文問題のトレーニング 必修編(Z会出版)
★★★★☆

入試のやや易~やや難レベル。問題にはレベルも表示されています。
◆出題校は、明星大2問、中部大、秋田大、関西学院大2問、神戸大、九州大、甲南大、福井大、金沢大、千葉大。
このほか、オリジナル問題が8問で、計20問。
問題の難易度にちょっとバラつきがあるのが気になるかもしれないが、バランスがいいし、無難に出来ている本だ。
◆問題は私立・国立両方含まれる。実際の入試の問題(Step1)に加え、内容把握・単語チェック(Step2)も出来るようになっている。
だから意外と時間がかかります。Step2は復習時にやるのでもいいです。
夏あたりに実力養成用としてやるのに向いてるかな。
※あまり長文慣れしてない人は単語が少し難しく感じるかもしれない。問題を解き終えてから知らない単語は辞書で必ず調べよう。
◆英文の内容は現在の入試に好んで出題されそうなもので、科学・環境といった理系のテーマもおさえてあるのが良いね。
※なお、この発展編も出ているが、これは難関大の入試問題。2学期からでよいだろう。

"毎年出る"頻出英語長文(日栄社)
★★★★★

入試の標準レベル中心、やや難も含む。最初は易しめで、徐々に問題レベルが上がっていく。
国立・私立両方に対応。本文解説はとても丁寧。一文一文説明されてます。
設問解説はあっさりです。本文が読めれば解ける問題が多いのでそんなに困らないが。
解法を求める人は他の本を使おう。
◆良問をそろえてある。穏やかで力を試すのに適した問題、と言える。
◆「"毎年出る"頻出 やさしめ英語長文」と同シリーズ(著者は違う)だが、そちらよりももっと現在の入試を意識した作りになっている。
非常に有名な本であり、予備校講師で薦める人も多い
分量が結構ある。夏くらいにやる1冊としておすすめ。難関大を受ける人も、標準レベルを固めるためにやるといいでしょう。

タグ : 高校英語.長文読解

※英語の長文問題集のオススメ一覧
英語長文問題集(高1~高2・入試基礎レベル)
英語長文問題集(入試やや易レベル)
英語長文問題集(入試標準レベル)
英語長文問題集(入試やや難レベル)
英語長文問題集(入試難レベル)


英語長文問題集、入試やや易レベルの紹介。

難易度としては、私大の易しめの問題にあたるかな。センターレベルもここに入るだろうけど、ちょうどセンターくらいので良い本はなかなか見つからない。
良い本があったら追加します。

「英文速読のナビゲーター」は、一文一文訳すのではなく、長文全体をどう把握するかを教えてくれるぞ。入試英語長文のとっかかりに良いと思う。

★が多いほどおすすめ(最大5つ)。



英語総合問題演習 中級篇
★★★☆☆

いかにして問題を解くか、設問にどう対処するかに重点を置いた本。
◆「中級篇」は私大用。高2模試~易しめの私大レベル。内容も私大向け。
現在の入試からすると、単語レベルは易しめかな。ただ、問題が解けるかどうかは別だけど…
近年の入試に比べると英文本文は短い。そこは注意。
◆解説は、本文解説、設問解法ともに詳しいが、バリバリに文法を使った説明なので、人によっては読むのがきついだろう。
ただ、中堅以上の私大を受ける人はこれくらいの文法には慣れてほしいところ。
同著者のビジュアル英文解釈Part1がこなせた人なら問題無く理解できると思う。
※問題文を(拡大)コピーすると使いやすい。

英文速読のナビゲーター
★★★★☆

◆長文を1文1文訳すのではなく、全体の内容をどう把握するか、を説いた本。
単に和訳するだけの読みから脱却するのが本書の目的である。特に私大英語に力を発揮するだろう
といっても変なテクニックではなく、対比や例示に着目するといった方法で、いたってオーソドックスです。
◆構文解説も結構充実してるし、復習もしやすい。第2・3章は普通の長文問題集としても使える。
私大の易しめ~標準の問題が中心。全体の構成が捉えやすいものが多いです。
ラスト2題は難しめなので、他の本で力をつけてから解いてもいいと思います。
◆割とサクサク進むと思うので、一度短期間で終わらせよう。その後何度か復習するとよいよ。
志望大で500words以上の長文(長めの英文)が出る人は、1学期の間にやっておくと以降の学習が楽になる。
これで読み方を学んだら、その読みを生かして、もっと難しめの本で演習しよう。

タグ : 高校英語.長文読解

※英語の長文問題集のオススメ一覧
英語長文問題集(高1~高2・入試基礎レベル)
英語長文問題集(入試やや易レベル)
英語長文問題集(入試標準レベル)
英語長文問題集(入試やや難レベル)
英語長文問題集(入試難レベル)


◆高1~高2・入試基礎レベルの、おすすめ英語長文問題集です。
難易度としては、だいたい、高1・高2の模試レベル、短大、易しい私大です。

今の高校教育は、長文読解の教科書がどんどん易しくなっているんだな。
教科書と入試問題は、内容的に随分とギャップがある。
難関大の入試問題は抽象度が高く、日本語訳を読んでも理解するのが困難なことも。

レベルの高い私立高校では、教科書は軽く終わらせて(特別な教科書を使ってるところもある)、
その他にばんばん長文を読ませる。宿題もどんどん出す。

「英語は半分が慣れ」(半分は理屈)だから、どれだけ英語を読んできたかは実力に大いに関係するわけ。(もちろん、やみくもに読んでるだけじゃだめだけどね)。

◆だから、教科書中心で授業が進んでいる高校の人は、教科書以外に自分で問題集をこなすことを考えてください。
英語を伸ばしたい人は、「高2になったら1学期間に長文問題集を1冊こなす」というくらいを目安にするといいぞ。
勉強はいくら進めても悪いことはない。
ここでは標準的な高1・高2の本を紹介するけど、
力がついたらもっと難しいもの、入試問題が載ってる本にチャレンジしよう!


◆以下、高1・高2でもこなせる問題集をあげたので参考にしてね。
おおむね下の本ほど難しい。

★が多いほどおすすめ(最大5つ)。



集中2週間完成 英語長文(高校初級用)(日栄社)
★★☆☆☆

◆とにかく安い(税込みで350円程度)。
その割りにボリュームはそこそこあり、バランスがいいです(14題+文法チェック問題が7ページ)。
難易度は公立高校入試程度だぞ。だから、高校入学前の春休みにでもやるのがいい
このレベルはざっと読めるように(本文の読解は10~15分程度で)。
◆解説は簡素だが、易しいし、そんなに問題ないかな。
文法チェック問題もやること(解答は別冊の後ろに載ってます)。これが7割切るようだと、中学の文法はあやうい。早急に復習しよう。

マーク式基礎問題集9[長文内容把握―基礎](河合出版)
★☆☆☆☆

高校入試レベルから始まるので、高1でも十分とりくめる。
単語はさすがに中学レベルを超えるので、きちんと辞書を引こう。
◆解説はあまり詳しくはないが、単語・熟語を中心に、1文1文に訳がついているので復習しやすいと思う。
一度解き終わったら、数回音読して、単語を定着させよう。
◆さほど難しくないので、多読用、速読演習用として使うのがいいだろう。

英語総合問題演習 基礎篇
★★★☆☆

いかにして問題を解くか、設問にどう対処するかに重点を置いた本。
本文の解説も充実している。昔から良く売れている本です。
◆「基礎篇」は高1・高2模試のような感じ。単語は易しいです。
ここに出てくる単語は必ず覚えよう!辞書で意味を確認し、ノートにまとめ、復習しよう。
◆ただ、解説が「基礎篇」にしては高度で、現在の受験生には理解しにくいところもあるかもしれない。(伊藤先生が解説に妥協しなかった結果だと思うが)
◆文法を一通り終えてからやろう。知らない文法用語は教科書などで確認すること。
前もって、同著者のビジュアル英文解釈Part1をやっておくのがオススメです。
◆とっつきがたいかもしれないが、問題文・設問の質は良いので、利用価値はあり。
※問題文を(拡大)コピーすると、解説と照らし合わせて使いやすい。

ビジュアル英文解釈Part1(駿台文庫)
★★☆☆☆~★★★★★(※合うかどうか人による)

◆全2冊。設問は無く、英文の構造をいかに取るか、に主眼が置かれた本。
・Part1は、高校入試レベル~短大・易しめの私大レベルだな。
・Part2は中堅~やや難の国立大レベルで、東大もカバーできるとのこと。
一文一文、文法的にきちんとした説明がされている。(仮想の)生徒と先生との対話も入っていて、飽きずに読める。
ただ、文法的に厳密で、現在の他の参考書と比べると、説明の日本語がややくどい。
文法が苦手な人は拒否反応を示すかもしれない。逆に、文法や理詰めが好きな人は合うだろう(これで英語が救われたという人も多くいる)。
解説が詳しくて僕は良い本だと思うけど、合う人合わない人がいるかもしれないね。

◆最初は簡単だが、重要なことが散りばめられている。さらっと読まず、大事なところはマーカーでチェックしよう。英文はコピーした方が、解説と照らし合わせやすい。
自分が「難しいな」と感じたところは、構造を取り、和訳しよう。※どう構造を取るかは、この本で解説されているので、それを真似しよう。

このシリーズのPart2はかなり難しい。Part1から直接つなげるのはレベル的にきついと思うし、高3になってからでもいい。
あせらずに、Part1を何度も復習し、そして、他の本で演習し基礎を固めよう。
◆Part1が気に入った人は、その後、同著者の「英文和訳演習(基礎篇)」や「英語総合問題演習(基礎篇)」、「英語総合問題演習(中級篇)」(いずれも駿台文庫)をやるのがオススメだ。

西英文読解講義の実況中継
★★★★☆

◆文法の復習&英文解釈&長文読解、といった感じの本。設問は無いです。
◆本のレベルとしては簡単な入試問題(短大~易しい私大)くらい。教科書から入試問題につなげることを意図した本のようです。
◆この本の詳しい情報や使い方はこちらに書いたので参考にしてください。

集中マスター 英語長文問題集 レベル1
★★★★★

◆250~350語レベルの、短めの長文問題を16題。「入試準備・センター基礎」ということだが、高1・高2でも取り組めるレベルだ。(単語はやや難しいかもしれない。でも入試を考えると全部覚えて損はない)
◆設問は「発音アクセント」「文法・語法」「内容一致」の三本立てです。
◆全訳の横に、各段落のまとめがついていて見やすい。
単語や表現の解説はよくまとまっているが、構文面の解説がちょっと弱い(このレベルだと複雑な構文が無いので、さほど不都合はないと思うが)。
設問解説は結構詳しい。変なテクニックを使ってないので、その意味でも初心者向きです。
◆なおこのシリーズはレベル2・3もあるが、著者が違う。レベル1が一番よく出来ているんじゃないかな。
入試英語への最初の一冊として、おすすめできる本だ。

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