元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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網羅系の参考書(チャート、ニューアクション、本質の解法など)を終えた後にやるといい、
入試実戦演習本を紹介します。

おおむね、理系の標準(=地方国立大の工学部・理学部あたり)からやや難レベルまでのものです。

「網羅系」が、問題解法の「道具」を提示するのに対して、
「実戦演習本」はその道具を実際に使っていくという応用面に重きを置いたもの。

いわゆる問題集ですね。
東京出版の「1対1対応の演習」なんかは、網羅系と実戦演習を兼ねてる感じです。
問題慣れのために、以下の本も参考にしてみてください。
(3回に分けて紹介する予定。おおむね、易しいものから難しいものの順に並べます。)



(オススメ度を星の数で表示しています。最大★5つ)

チャート式シリーズ入試頻出これだけ70数学1A2B
★★★☆☆

◆出版社によると「過去5年分の入試問題13000題をテーマごとに分析し、頻出順に、つまりよく出る順にランダムに掲載しました。」ということである。どういう基準か謎なところがあるが…
まあ「的中狙い」などと過度な期待はせずに、数学版重要問題集と思うとよい。
問題数が70題(類題含めると140題)と絞られている。繰り返すのが容易な量。レベルは入試標準~少し難しめといった感じか。ある程度力がついた段階で、力試しに、短期集中的に使うのがよいと思う。
◆採点基準がはっきり示されているのが特徴(模試の解答のような感じではあるが)。部分点をどうやって稼ぐかがわかる。
◆出題テーマ・重要事項として「KEYWORD」が強調されている。ここはいかにも「チャート」っぽいのだが、そんなに役に立たない気がする。
◆「出題者の本音」というコラムがある(大学の先生が書いたのか?)。有益な情報もあるが、蛇足に感じることも。暇つぶし程度に眺めるくらいで。
チャート式シリーズにしては解答が丁寧でよい。1問につき見開きで説明してある。紙面に余裕があり、レイアウト的にも優れている。補足解説も適度に入っている。色刷りなので、「良問プラチカ」よりも見やすいなー。
問題がランダムに並んでいるので、地方国公立大・早慶以外の私立大を受ける人が冬~直前期の仕上げとしてやるのによい
上位大を目指す人が、頻出問題を短期間でおさえておくのにも役立つと思うよ。
※このシリーズで「1A2B3C」もあるが、さすがに3Cまで含めて70題というのは中途半端(3Cまで入れるのなら100題にしてほしい)。理系の人も「1A2B」の方を買って、3Cは他の本で対策するのがよいと思う。
※問題・解答の一部を、数研出版のHP(クリックでジャンプ)で見ることができます。

理系数学の良問プラチカ―数学1・A・2・B
★★★☆☆

◆標準問題中心で、少し難しいものも含む。150題なんで、夏過ぎあたりからやるといいかな。入試問題の演習本だから、この本の前に網羅系の参考書を終えていることが前提となる。
理系の中堅国立大ではこのレベルの出来不出来で差がつくかな。
◆解説は、「文系数学の良問プラチカ」に比べると見劣りするが、まあ無難な出来。
もうちょっとヒントや補足説明を充実させてほしい気もするが…
※このシリーズの3Cは、1A2Bとは異なり、難関大用なので要注意だ。

※「入試頻出これだけ70」と「理系数学の良問プラチカ」はだいたい同じ位の難易度かなー。理系の中堅国立大はこのあたりができれば十分だと思います。「これだけ70」の方がレイアウト的に見やすいが、「良問プラチカ」の方が網羅性高い。使用時期や用途に合わせて選ぼう。



◆大体のレベルとしては、上記の参考書と、下記の参考書との間に、「1対1対応の演習(東京出版)」が位置するくらいかなー
◆「1対1対応の演習」のレビューについてはこちらを見てね。
「1対1対応の演習」が演習題まできちんとできれば、理系の主要な国立大(旧帝大より易しいところ)はまず大丈夫だ。



数学1+A+2+B極選43 発展編
★★★★☆
数学3C極選24 発展編
★★☆☆☆

◆同シリーズ、「本質の解法」のBlockExから章末問題くらいの難易度。
整数問題、図形問題のところはレベル高め。このあたりは「本質の解法」の補充ということかな。東大・京大・東工大の受験生にはありがたいだろう。
◆問題の右ページにヒントがある。ここで「思考法」を学べる。初見で10分考えてわからなかったらこれを見て、考えてみよう。この本は、少ない問題で数学の本質を伝授するというコンセプト。なので、じっくり取り組もう。
◆解説は簡潔にまとまっていてわかりやすい。
問題の選定が優れており、網羅系を終えた後にやると良い。入試難問対策へのつなぎになる。
◆欠点は問題数が少なく、値段がやや高いこと。(問題の少なさ=網羅性の低さは、特に数3だと痛い)
他の参考書と組み合わせて、補助的に使うとよいだろう。

月刊「大学への数学」(東京出版)
★★★☆☆~★★★★★
(これは2011年4月号)
◆数学が得意な人や高校・塾の先生に根強い人気を誇る雑誌。
「難しい」というイメージがありがちだが、実は難しい問題ばかりではない。
(もちろん上級者向けの部分も多い。まあ、数学得意な人じゃないと、数学の雑誌なんて買わないだろうが)
レベル幅は広いです。
◆「基礎演習」、「スタンダード演習」は入試の易~やや易程度。
数学が出来る人が入試対策としてやるなら、「日日の演習」、「演習数3C」の、難易度B・C問題を中心に解けばいい。
そう考えれば負担にならずに済む。
いろいろとテクニックを学べるので、予備校に行っていない人にお薦めだ。
◆このような雑誌の最大のメリットとして、「泥臭いものを含めて、その年のナマの入試問題に当たれる」ということがある。実戦演習なので、網羅的な本と組み合わせて使いたい。
◆近年、「日日演」はモニターの馴れ合い雑談が邪魔に感じられるのだが…(そのスペースを削って解説を増やしてほしい)
◆個人的には「大学への数学」は、去年のバックナンバーを買って、特定分野を強化するのに使うとよいと思います。(僕はそうやって使ってた。バックナンバーは大きめの書店や、東京出版のHPで買える)
コメント
この記事へのコメント
典型問題の少ない東大数学の場合、東京出版の「一対一対応」から教学社の東大数学25ヵ年に入っている方をたまに見受けますが、一完小問正答で50点前後までを確保するなら、これでも可能なのでしょうか?
2011/05/05(木) 12:07 | URL | 黒猫 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
演習として過去問を解くのは非常に大事ですが、1対1からいきなり過去問をやるのは辛いかと
過去問には捨て問も含まれるし(「ハイ選」などの問題集はそういうのは避けている)、
25カ年の解説が理解できないということも想定されるので、そうなると逆に効率が悪い。
間に適当な問題集を入れたほうが学習効果高いと思います。ハイレベルな問題集では東大数学に必要な手法・考え型も盛り込んであるので。
それから老婆心ながら、まだ5月ですので50点と言わずもっと上を狙っていきましょう!
2011/05/05(木) 19:02 | URL | 藤裏 薫 #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2015/10/11(日) 18:10 | | #[ 編集]
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このコメントは管理者の承認待ちです
2016/04/27(水) 21:01 | | #[ 編集]
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