元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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中学数学の参考書(網羅系参考書・厚物参考書)で、
教科書レベルから始まるものを中心にレビューします。
先取り学習用、日常学習用、高校生以上の復習用などなど、
人によって使い方はさまざま。
用途別のオススメ度も書いておきました。最大は★5つです。

いろいろ紹介したけど、実際にやるのはどれか1つでOK。目的・好みに合わせて選んでください。

なお、中学数学では計算練習・問題演習が大事。
スムーズに解けるまで繰り返し繰り返しやろう。一度きりのやりっぱなしでは効果が薄い。

高校生以上の人が復習用に使う際にはせいぜい1ヶ月くらいの短期決戦でやろう。だらだら時間をかけてもだめです。



中学ニューコース数学
※各学年ごとに1冊ずつ、計3冊

【コメント】
◆昔から売れてる定番書。フルカラーで、内容もわかりやすく書かれている
レベルはちょうど中学校で習うくらい。入試レベルに挑戦するコーナーもあります。
初学者が間違いやすいポイント定期テストに出そうなポイントなど、補足説明が充実していて、学習者への配慮がなされている。
反面、少しごちゃごちゃしている感じもする。
◆2~3度繰り返すとして、
最初やるときは解答の中心部分だけを追いかけ、
2回目以降は欄外の補足に目を通すようにすると良いだろう。
この本でがんばれば数学が得意科目になるはずだ。

【用途別オススメ度】
先取り学習用★★★☆☆
紙面がごちゃっとしていて色々情報が詰め込んであるので、初めて学ぶ人は少し読みにくいかもしれない。
中学生の日常学習用★★★★★
ていねいに解説されているので、学校の授業がわかりにくいときに参照しよう。
中学生定期テスト対策用★★★★☆
定期テスト予想問題コーナーがあり、テスト直前期のおさらいに役立つぞ。
高校生以上の人の復習用★★★★☆~★★★★★
解説が丁寧でわかりやすい。ただしごちゃごちゃしているのが嫌いな人には不向き。



中学ニューコース問題集
※各学年ごとに1冊ずつ、計3冊

【コメント】
◆「ニューコース」本編に対応した問題集。
学校の授業が理解できていてどんどん演習したい人は、これだけで使用することもできる。
◆「ニューコース」本編より難しめのレベルで、公立高校入試へのつなぎともなっている
これができれば中学の定期テストでは9割5分~満点が取れるでしょう
◆問題の選び方が適切でよい。解説はかなり詳しい。

【用途別オススメ度】
先取り学習用★★☆☆☆
これは問題集なので、「ニューコース」本編と合わせて使おう。
中学生の日常学習用★★★★★
問題数が割とあるので、毎日の学習に使える。2~3回繰り返そう。
中学生定期テスト対策用★★★★★
レベルとしては中学のテスト対策にちょうど良い。学校で渡された問題集が物足りない人はこれで演習するといいね。
高校生以上の人の復習用★★☆☆☆
復習としては、わざわざここまで演習する必要がない気がする。


総合的研究数学
※一冊で中学1~3年の全内容
分野(単元)の配列が学校の進め方と違うと思うので、目次をよく見て間違えないように注意してね。

この本に対応の問題集↓も出ていて、それは公立高校入試レベルが中心です。
中学総合的研究問題集 数学 改訂版
中学総合的研究問題集 数学 改訂版
【コメント】
◆例題のレベルは教科書から入試問題手前くらい
章末問題は公立高校入試くらいです。章末問題の解説もフルカラーで詳しいんで、入試を意識した中学生は解いておきたいね。
1ページにつき1つの例題なので見やすい。紙面にゆとりがあり、色使いも適度です。
◆分厚さの割りに例題数はさほど多くありません。
◆新出の事項の説明があまり無く、問題演習から入る感じなんで、中学校で習ったところを復習するのによい。
学校で一度習っていればだいじょうぶでしょう。
◆ところどころに、発展的な内容の「コラム」が挟まれ、数学に興味を持てるようになっているのが目を引く。

【用途別オススメ度】
先取り学習用★★☆☆☆
問題演習を通して学んで行く感じなんで、全く中学数学を知らない子がやるのはきついかと思う。
中学生の日常学習用★★★★☆
分厚く見えるけど、毎日進めれば決して多くない量だ。中1・中2時にきちんとこなせば中3の入試対策にスムーズに入れるぞ。
中学生定期テスト対策用★★★☆☆
テスト対策としては、例題だけ解く、苦手なところだけ解くとか工夫しよう。
高校生以上の人の復習用★★★★☆
基礎概念の説明・導入が手薄だけど、中学内容は一度習っていると思うから、演習を通して学んでいくのもいいかな。そう考えればスタンダードで癖の無い本なので使いやすいでしょう。


自由自在中学数学
※一冊で中学1~3年の全内容
分野(単元)の配列が学校の進め方と違うと思うので、目次をよく見て間違えないように注意。

【コメント】
◆伝統ある参考書。全体的に「硬派」な感じが漂うフルカラーだが紙面構成は落ち着いていて見やすい。
◆教科書的な説明(新出の数学用語の導入や説明)と問題演習がセットになっているので、
教科書無しでも十分先取り学習できるのが利点。こういう本は案外少ないのです。
◆表紙には「数学の頂点を究める」と書いてあるが、難易度はそれほど高くはない。
例題は教科書~入試標準レベルくらいです。
◆例題の解説は詳しいほうです。
類題の解説は簡素(というか解説が無い問題も多い)なのがマイナス。まあ例題の真似をすれば大抵解けるのであるが・・・
節末問題は入試標準以上のレベルも含むが、ここも解説がさほど詳しくはない。いっそやらなくてもよい。
分量が多いので適宜復習しながら着実に進めていきたい。
○月までにこのページに進む、とか、目標を立ててやるのも良い取り組み方だ。

【用途別オススメ度】
先取り学習用★★★★★
小学生で学習意欲のある人など、これでどんどん進めよう。
ノートを作って、そこに解答を書くこと。間違った問題は印をつけておき、後日やり直すこと。これらが大事。
中学生の日常学習用★★★☆☆~★★★★☆(好みによるか)
今の中学生にとっては、全体的に堅く、素っ気なく感じられるかもしれないなー。
日常学習用としては他の本の方がやる気が湧くかもしれない。やり通せば力は付く。
中学生定期テスト対策用★★☆☆☆
この本の性質上、どちらかというと日常学習用かな。
高校生以上の人の復習用★★★★☆
中学校の教科書がなくてもこの本単独で読めるのが利点だが、復習用に使うには問題数が多いかもしれない。


パーフェクトコース 中学数学
※一冊で中学1~3年の全内容

【コメント】
◆例題のレベルは、易しめのものから私立高校入試標準レベルまでと幅広い。この種の厚物参考書の中では難しいです
数学が得意な生徒が、学校で終えた範囲を演習していくのに良いかな
◆解説はカラー刷りで、右欄で補足説明がところどころ入る。
おおむねわかりやすいけど、難しい問題になると紙面の余裕がなくなり、説明がやや足りない感じを受ける。

【用途別オススメ度】
先取り学習用★☆☆☆☆
先取り学習に使うには難易度が高めかな。問題演習中心だし・・・
中学生の日常学習用★★★★☆(数学が得意な人にとって)
中1・中2のうちに頑張って進めておけば私立高校受験の準備になるぞ。
中学生定期テスト対策用★★☆☆☆
公立中学校のテストより難しく、直接の対策とはならないでしょう。
高校生以上の人の復習用★★★☆☆
悪くはないのだが、復習用としては、私立高校の入試問題までやる必要なし。



中高一貫教育をサポートする 体系数学
※代数編1が中1~2年内容、代数編2が中2~3年内容、
 幾何編1が中1~2年内容、幾何編2が中2~3年内容、計4冊。

この本準拠の問題集、参考書も出ている。これを中学で教科書として使っている人は以下も合わせて使うといいだろう。
中高一貫教育をサポートする体系問題集数学1 代数編
中高一貫教育をサポートする体系問題集数学1 代数編
中高一貫教育をサポートする チャート式体系数学1 代数編 三訂版対応
中高一貫教育をサポートする チャート式体系数学1 代数編 三訂版対応
【コメント】
◆教科書相当の本だが、問題数も多めで、これを繰り返せば確実に数学の力は付く。
「中高一貫教育をサポートする」とあるとおり、高校数学へのつなぎが上手く考えられている
◆高校生以上の人が復習用に使う場合、代数編の1・2(これら二冊で中学内容)を1ヶ月程度でマスターするのが良いだろう。
代数編の問題は、何度も繰り返して全てスムーズに解けるように持っていくこと。
そうすれば高校数学の計算も楽になるはずだ。
◆幾何編の優先度は高くはないが、この本に書いてある程度は大学受験でも前提にしておきたい
(幾何編も1・2が中学内容で、これらを終わらせればよい)
◆店頭販売のものでも解説がついている。そんなに丁寧というわけではないが、必要なことは書かれている。

【用途別オススメ度】
先取り学習用★★★☆☆
(指導者がいれば★★★★☆)
この本は無駄なことは書いていない教科書なんで、ひとりで進めていると退屈するかもしれないね。
中学生の日常学習用★★☆☆☆
(中高一貫校で授業にこの本を使うなら★★★★☆)
学校で採用されているのなら、予習・復習は欠かさず行おう。わからないところは先生に質問しよう。
中学生定期テスト対策用★☆☆☆☆
(中高一貫校で授業にこの本を使うなら★★★☆☆)
中高一貫校では、このレベルができないとテストも良い点数が見込めないはず。
高校生以上の人の復習用★★☆☆☆~★★★★★(数学が苦手な人には使いにくい)
最短ルートで復習するならこの本がいい。高校数学への接続もスムーズに出来るのが好都合。数学が苦手でしょうがない人は解説のくわしい「ニューコース」などを使おう。
コメント
この記事へのコメント
現在、「体系問題集数学」を使っているのですが、どのレベルの高校まで通用しますか?
2014/07/29(火) 01:11 | URL | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
「体系問題集数学」は中高一貫用の教科書なので、入試対策には不向きです。
2014/08/04(月) 01:13 | URL | 橘 薫 #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2014/09/22(月) 01:04 | | #[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/09/28(日) 23:27 | | #[ 編集]
ニューコース=教科書
ニューコース問題集=教科書ワーク
という位置付け(代用)でもいいでしょうか?
これでも定期テストで9.5割~10割見込めますか?
2015/09/25(金) 22:41 | URL | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
学校の授業によりますが、基本的にはそれでよいです。
教科書には答えがないので、
学校の授業が不十分なら教科書ガイドを持っておくとよいです。
それから、学校配布の問題集をしっかり解き、
間違った問題は繰り返し繰り返しやることです。あとはいかにミスを少なくするかですね。
2015/09/26(土) 22:28 | URL | 橘 薫 #-[ 編集]
いつも質問に答えていただきありがとうございます。
また、質問があるのですが、
東大に合格するには、出身高校の偏差値はどの位必要だと思いますか?
2015/09/30(水) 23:58 | URL | #-[ 編集]
Re: タイトルなし
> いつも質問に答えていただきありがとうございます。
> また、質問があるのですが、
> 東大に合格するには、出身高校の偏差値はどの位必要だと思いますか?

うーん、そういうことは一概に言えないですね。
世間的な偏差値が低くても良心的で親身な指導をしている高校はありますし、
逆に偏差値が高くても教育は不十分な場合があります。
偏差値という単一的な指標ではちょっと計れません。

それに高校の偏差値と自分の偏差値(実力)とは違います。
高校入ってからどれだけ勉強するかで差が付きますから。

無名高校でも意識を高く持ち、模試で自分の力を見極め、参考書でしっかり勉強すれば
東大合格も十分に可能ですよ。
2015/10/02(金) 20:18 | URL | 橘 薫 #-[ 編集]
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