元塾講師による本のご紹介ブログ。大学入試参考書がメインです。

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僕は東京出版の「大学への数学」シリーズが好きで、高校生時、また、塾指導の時に使ってました。
昔は「1対1対応の演習」はマイナーだったんですよ。
本屋でも隅っこの方に置いてあったのだが、「あの東京出版から出てるから良さそうだなー。薄いし」と思って買ったのです。
今ではネットでも有名だし、本屋でも売れ筋ですね。感慨深いものがある(笑)

それはさておき、「大学への数学」シリーズは、そのラインナップの多さにどれを買ったらいいか迷う人も多いはず。

使いやすさ、どれだけ入試に役立つかという観点から個人的に評価してみました。
★が多いほどおすすめ(最大5つ)。



マスターオブ整数
★★☆☆☆

整数問題だけを扱った一冊。
第1部はテーマ別の、基礎~標準の短問(量は多め)。第2部は事項のまとめ。第3部は精選問題演習で、東大京大の問題が多い。
入試最難レベルのものも含まれ、もしこなすことが出来れば怖いもの無しだろう。
ただ、あまりに難しい整数問題は捨て問となることが多い。
そのためにこれ1冊をやるのは、労力の割に見返りが少ない。
この本が悪いのではなく、他の分野に時間をかけた方が得点率が上がるということ
整数問題の入試対策としては、
『1対1対応の演習』の整数分野(Iに収録)、

「月刊 大学への数学」の整数の号(例年10月前後、2010年は11月号)

の方が現実的であろう。
なお、「合同式」は短期間で修得できる割に効果が絶大なので、その部分だけでも勉強しよう。


数学ショートプログラム
★☆☆☆☆

ワンポイントテクニック集のような本。
読むと面白いのだが…これを実際の入試で使える場面はどれだけあるだろうか。
相当に難しい。利用対象者は大数の学コンをやれるくらいの人なんでしょう。
数学好きの人が入試を意識せずに読む本です。


新数学演習
☆☆☆☆☆(星無し)

問題数が多いです。かといって、網羅的かというとそうでもない。頻出問題に抜けが出る。
思いつけば解けるような、発想力が問われる問題が多い。国立大によく見られる、手数が多く計算力が必要となる(愚直な)問題は少ない。
いくらなんでも問題が古すぎる。難しいのに解説は略解。
難問対策ならもっと良い本がたくさんあります。僕はおすすめしない。


解法の探求確率
★★★☆☆

問題の選定は基礎~難レベルと、網羅的。問題としては教科書レベルだが、説明の仕方が高級なところがある。
だから、「普通の問題集に載ってるやり方で解けるが、別の視点から考えたい」という人に向いている。
「大数節」が強い。特有の用語や説明の仕方に、どうしてもなじめない人もいるだろう。
まずは<原則編>をしっかりやること。問題は簡単だが、ここでこの本特有の考え方が紹介される。ここを読んで合わないようならすっぱり止めた方がいいと思う。
「束」による考えなどは、しっかり理解すれば非常に有用なのだが…
<演習編>の解説は考え方も書いてあり、くどくなく簡潔で良いのだが、反面、わかりにくいところもある(特にC~Dレベルの難問)。誰か質問できる人がいればいいのだが。<演習編>の問題がこなせるようなら、入試でどんな問題が出ても怖くないでしょう。
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